オールスターゲームのコレクティブルをもう1つ。こちらは少し変わっているが、第45回NHLオールスターゲームの入場チケットをあしらったコレクティブルである。入場チケットくらいそのままの形で集めれば良いようにも思えるが、こうした形にした方がコレクターには人気がある。より集めやすくなるということなのだろう。すでにオールスターゲームも2007年で55回を数えている。全ての年のものが製作されたどうかは判らないが、こうしたものを全部集めるのも楽しいかもしれない。このチケットは、第45回のNYのマディソン・スクウェア・ガーデンで行われたゲームのチケットである。オールスターの「ALL」という部分と、マディソン・スクウェア・ガーデンの「Madison」の文字が見える。別の年のチケットも何枚か入手したが、いろいろ請われて手放してしまった。但し、この1枚だけは、私がNYに赴任した年のもので、NHLの試合を見に何度も通ったマディソン・スクウェア・ガーデンのものなので、記念にもなるのでこれまで手放さずにきた。なお、NHLのオールスターゲームは、ほぼ毎年開催されるのだが、冬季オリンピックが開催される年は開催されない。おそらく、あまりそうしたイベントでレギュラー・シーズンが中断されてしまうと困るということなのだろう。
すでにサインを紹介済みだが、NHL史上最高のゴールキ-パー、ドミニク・ハシェックがオールスターゲームで使用したジャージのコレクティブル。通常のジャージではなくエンブレム部分をあしらった逸品である。ハシェックとオールスターゲームというと、記憶は確かではないが、前夜祭のペナルティーシュート合戦で10人9人のシュートを阻止するといった伝説的なプレーがいくつもあったように思う。また、オールスターゲームは、アトラクション性の強いゲームであり、相手を怪我させないように、防御のためのチェックが甘くなり、点の取り合い=大量点が入りやすいのだが、ハシェックは1ピリオドを完封しかけたことがあった。いろいろなエピソードを想起させるコレクティブルであると同時に、黒・銀・青緑の3色がみられること、ジャージ部分の面積が大きいことから、非常に美しいコレクティブルに仕上がっている。