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キム・バウアー 衣装 24

24で主人公ジャックバウアーの娘、キムを演じるエリシャ・カスバートのコレクティブル。作品中でのキムは、作者にはそういう意図はあまりないのかもしれないが、日本人の感覚で言うととんでもないわがまま娘で、父親の事件解決のための努力の足を引っ張ったり、事件をかえって複雑にしてしまったりというおかしな役柄である。24で事件を複雑にする3要素として、①ジャックの暴走 ②大統領の優柔不断 ③キムのわがままを指摘した人がいたが、全くその通りであると思う。
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ミミズクと夜の王 紅玉いづき

評判が良い本書を購入するために、本屋でまず「電撃文庫」という文庫のありかを探すが全く見つからず、店員の方に訊ねると、「こちらです」と案内されたのは、コミック売り場の奥だった。「コミックだったんですか…」と言うと、店員の方は「いえ、小説ですが、客層がコミックと同じなのでこちらに」との説明だった。要するに「電撃文庫」とは、ライトノベル専門の文庫だったのである。それにしてもものすごい種類の電撃文庫が並んでいる。ライトノベルが流行っていることは知っていたが、ここまですごいとは思いもしなかった。ジャンル別けに拘らず面白そうだと思えば読めば良いだけの話だし、本書はライトノベルとしては表紙のデザインが温和しいので助かったが、中高年にとっては、周りが全員若者というコミック専用レジに並ぶのが少し恥ずかった。読んだ感想も、おそらく中高年男性を想定した本ではないのでやむを得ないのだが、感性の違いは如何ともしがたいものがあった。ただし、内容的には、よくできた話で、話の中に引き込まれていく引力を持った作品と感じた。本書の最大の収穫は、ライトノベルというものの隆盛を肌で感じたことと、その質の高さと危うさを体験できたことだ。(「ミミズクと夜の王」紅玉いづき、電撃文庫)
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