goo

T・エスポジト&B・パレント ジャージー NHL

トニー・エスポジトとバーニー・パレントのダブル・ジャージのコレクティブルである。エスポジトはシカゴ・ブラックホークスのゴールキーパーで、69、71,73年の3回VEZINAトロフィーを受賞、パレントはフィラデルフィア・フライヤーズのゴールキーパーで73、74年の2回VEZINAトロフィーを受賞している。2人の組み合わせは、73年に一緒に受賞したこと、70年代前半がキャリアのピークだったことなどからくるものと考えられる。また、見てのとおり両方のジャージの色が赤色で一緒だが、シカゴのジャージにはほとんど赤色の部分がないことから、これは意図的に同じ赤色で揃えたものかもしれない。バウアーとブローダのコレクティブルと比べると、両方ともキーパーマスクを着用しており、やや時代が新しいことが判る。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

よろずや平四郎活人剣(上・下) 藤沢周平

藤沢周平の短編集の最高傑作という書評があったので読んでみた。本書は、「市井の揉め事解決」という軽い短編ストーリーに、歴史的事件にかかわる大事件への関与、自分自身の道場開設や元許婚の話という2つの長編ストーリーが絡み合いながら話が進んでいく。中心となる短編事件がとても軽い「市井物」なのでそれにつられて気楽に読んでいるうちに、いつのまにか他の2つのストーリーの方も次第に話が展開していくという仕組みである。藤沢周平中編小説の傑作とされる「用心棒日月抄シリーズ」と似た構成である。その計算されたテンポが実に心地よい。最後の終わり方も明るくて気持ちが良かった。(「よろずや平四郎活人剣(上・下)」藤沢周平、文春文庫)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )