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輝く夜 百田尚樹

クリスマスイブにまつわる5つの短編が収められた本書だが、「永遠の0」の作者とは思えない、なんとも甘ったるい作り話ばかりが並んでいる。「永遠の0」でも、回想ではない現在進行形の部分の陳腐さが厳しい評価を受けていたし、私自身気になった。本書は、そのような悪い部分が前面に出てしまったようだ。話をきれいに作りすぎると安っぽい作り話になってしまうということだろう。(「輝く夜」 百田尚樹、講談社文庫)

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