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真夜中のパン屋さん2 大沼紀子

真夜中だけ営業しているパン屋さんを舞台に様々な過去を背負った登場人部を描いたシリーズの第2弾。前作は短編集だったが、本作は長編の体裁になっている。前作で登場した人々が店の従業員になったり常連客になったりしているが、そこに1人の謎の女性が現れる。その女性の過去が次第に明らかになっていき、それに前作から登場している主要な人物の過去が絡まりながら話が進み、最後は何となくハッピーエンドという形で終わる。謎の女性に関するミステリーの要素もあるが、全体としては話の展開そのものを楽しむ小説だ。(「真夜中のパン屋さん2」 大沼紀子、ポプラ文庫)

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