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サラバ! 西加奈子
一人の人間・家族の半生がここまで精緻に書かれた小説というものを久し振りに読んだ気がする。本書を読んでいて、自分の読書傾向が、どちらかというと「人間」ではなく「事件」とか「出来事」を追いかけることに片寄っていることに、改めて気がつかされた。こうした「人間」中心の本をたまに読むと、それだけで新鮮に感じる。小さな事件の積み重ね、家族の中でどのように自分を位置づけていくか、学校や社会の中でどのように周りとの関係を構築するか、全ては自分にまかされている一方、どうしても逃れられない立ち位置というものもある。登場人物たちの心の葛藤は、おそらく作者自身のコンプレックスを投影したものなのだろうが、読み終えて、もう一度「自分の信じられるものは何か?」「信じられるものを誰かに依存していないか?」を自問自答したくなる1冊だ。(「サラバ!」 西加奈子、小学館)
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