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ペテン師と空気男と美少年 西尾維新

本を読む人にとっての悩みの一つは、当然ながら、読みたい本の数と読める本の数のアンバランスだ。読める本の数に限りが無ければ、どんなに本選びが楽だろう。最近の傾向として、読める本の数を増やすべく、読み易い本を先に読むようになってきている気がする。本書などは、読む前から読み易いことが分かっていた。ただし、あまりに読み易いと、それはそれで困る。朝の通勤電車の中で読み始めて、帰りの電車の中で家の最寄駅に着く前に読み終えてしまうようだと、朝本を2冊持って行かなければいけなくなるからだ。本書は予想以上に軽い内容で、あやうく行きの電車の中だけで読み終えそうになってしまった。(「ペテン師と空気男と美少年」 西尾維新、講談社文庫)

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