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「ほぼほぼ」「いまいま」 野口恵子

様々な誤った日本語の使い方をクイズ形式で解説してくれる本書。クイズの回答は大体8割~9割は正解できる感じで、特段ビックリするようなものはなかったが、はっきりと間違いを指摘できるもの、「変だ」と判るがその理由をうまく説明できないものなど色々で、自分の知識が意外に曖昧なもの、経験的感覚的なものに過ぎないというこおをを教えてくれる。題名になっている「ほぼほぼ」「いまいま」という言い回しは、本書のなかで特に難しいクイズでもないし、回答が意外なということでもない。これは、題名を考える時に、インパクトがあって、あれっと思わせる題名ということを主眼に考えられたものなのだろう。それにまんまと乗せられてしまった感じだが、内容がしっかりしているので、騙されたという感じはしないし、普段なかなかできない日本語の知識をもう一度整理するという点で、読んで損のない1冊だ。(「ほぼほぼ」「いまいま」 野口恵子、光文社新書)

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