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展覧会 リズム・反響・ノイズ

「イサムノグチと長谷川三郎展」とのコラボ企画展。2人の作品群を見た後、東西の抽象絵画や前衛写真の大きな流れを見ることによって、20世紀のアートシーンにおける2人の立ち位置がなんとなくわかるような仕掛けになっている。2つの展示をみることで、私は2人のストイックさのようなものを強く感じることができたように思う。

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展覧会 イサム・ノグチと長谷川三郎展

互いに影響を与え合ったという2人の日本の前衛芸術家の回顧展。長谷川三郎の作品は初めて見たが、前衛書道に通じるモノクロの作品を見ていて、日本のポップアートはこうして始まったんだろうなぁと感じた。1つ気がついたのは、長谷川の作品には「無題」というタイトルのない作品が結構あったのに対して、ノグチの作品には全てタイトルがついていたこと。タイトルがあると言っても、芸術作品のタイトルには、意味のあるものと記号のようなものがあるが、いずれにしても見る方の立場からいうとタイトルの有無はその作品との向き合い方において決定的に違うような気がする。長谷川の無題の作品が、習作のようなものだからなのか、それとも完成形においてなお無題なのか、少し気になった。

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