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オンライン講義 天文学14

今回のテーマは「水惑星」。地球が水惑星であるためには、①材料としての水が存在 ②地表にそれが止まる ③地表の水が液体で存在の3つが必要条件。①の地球の水の起源(どこから来たか)については、原始太陽系円盤内のガス、彗星、小惑星帯、微惑星など色々な説があるもののよくわかっていないらしい。②については微惑星の衝突などによって地球内部の水が表面に放出されたという説が有力、③については地球の温度(熱収支=太陽からの放射ー惑星放射)と圧力(大気による)を決める太陽からの距離と地球の質量のバランスの結果とのこと。ちなみに金星は太陽からの近すぎて高温で水が蒸発し二酸化炭素が炭酸塩に固定されず二酸化炭素に厚い大気に覆われてしまうこと、火星は質量が小さいので大気の放出の活発化やマントル活動が弱いため、結果として水惑星にはなれなかったとのこと。解説は、惑星放射や水惑星形成における二酸化炭素の役割など詳細に及んだが、大まかなところは理解できた気がする。次回テーマは「気象について」の予定。
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