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オンライン講義 宇宙論18

今日のテーマは「統一理論」について。「統一理論」という言葉についてのこちらの事前知識は、アインシュタインとその後の研究者が相対性理論と量子力学を統一しようと試みているがまだ未完成だということを昔本で読んだことがある程度で、それと今回のテーマである「統一理論」が同じものであるかどうかすら分からない状況。少し前に、自分が思っていたビッグバンが今使われているビッグバンと全く違うということを聞かされて驚いたが、今回もそんなことになるかもしれないと覚悟して聞いた。講義では、統一理論とは何か、現時点でどこまで研究が進んでいるか、統一させることの意義と障壁などを順番に解説してもらえたら。統一理論とは、重力,強い力,弱い力,電磁力の4つを統一させること(それぞれ違うようだが測る物差しや見方が違うだけで元々は一緒と言えるような理論)で、いまのところ電磁力と弱い力の統一理論は完成済み(電弱統一理論)、その2つと強い力の3つも実験的な証拠はないものの「素粒子標準模型」という理論が示されていて、残された課題はそれらと重力の統一。これが統一されることで、インフレーションで真空から物質が誕生したにも関わらず物質と反物質が非対称であるという宇宙理論の大きな謎が解明されるかもしれないとのこと。「何故物理学者は4つを統一したいのか?」というところで解説のあった「ゲージ対称性」など、依然としてよく分からないがところもあったが、講義を受け続けてきて分かるところが少しだが増えている気がして嬉しかった。次回テーマは「重力波」とのこと。
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