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住宅営業マンペコペコ日記 屋敷康蔵

三五館シンシャという出版社の人気シリーズ。不動産仲介業のお話かと思ったら、住宅メーカーの営業員のお話だった。著者は、格安を売り物にする中小住宅メーカーの営業員で、その日常の苦労話が満載。どこの住宅メーカーにも共通の苦労もあれば、中小メーカーならではの苦労もあり、とにかく大変だなぁというのが感想。住宅営業マンの最大の活躍の場が住宅展示会場に来店するお客さんの相手ということも初めて知ったし、お客さんと一口で言っても財政事情が色々だったりサービス品目当ての冷やかし客だったりと様々だ。大手メーカーの場合は展示場の清掃とかレイアウトのしつらえなど専門業者に発注するのだが、中小メーカーではそれらも営業マンがやることが多く、その分が格安の理由なのだという。どの職業にも固有の苦労がある一方、やはり会社によってもかなりの違いがあることが分かって少し切なくなった。(「住宅営業マンペコペコ日記」 屋敷康蔵、三五館シンシャ)
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