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ちょっと踊ったりすぐにかけだす 古賀及子

書評誌の2023年上半期のベスト10の第2位にランクイン、絶賛されていたので読んでみることにした。内容は、子育て日記のエッセイという普段は読まないジャンル。どうということのない日常だが、子どものちょっとした行動や発言に成長を感じたり、世代の違う子どもの感性に感動したりする様が、自分の場合は孫娘たちに対して感じることとダブって、とても共感できた。特に上の男の子は、小学校高学年から中学生の時期の様子が描かれているが、感著者の庇護のもとで、独特の言語感性が磨かれているようで他人事ながら将来が楽しみだと思う。歳をとると自分の子どもや孫だけでなく世の中の子ども全般が可愛く感じられるようになるというが、それを強く実感した。(「ちょっと踊ったりすぐにかけだす」 古賀及子、集英社)
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