新自由主義の影響で“見せかけ”ばかりの世の中になった、という。割烹着姿の美人研究者、ハーフのような顔をした偽学歴の経済評論家、結局「見た目」がすべて。そうだとすれば、今の首相は見た目が良い方だろう。
しかし今の政権は何を求めてうごめいているのだろうか。石の上にも三年、やっと民主党から取り戻した政権を必死に守るのは良いが、その果実をかじることに汲々としていないか。
そのために、自民党が選挙で勝ちとった政権なのに、その出身である党を裏切り、騙し、果ては国民の代表である国会、つまり立法権すら欺き騙そうとしている。まさに国家的犯罪でもある。
官邸やその取りまきたちは、自民党の成果を取り上げ、私物化した、民主主義の基本すら無視しようとする権力亡者の集まりである。実は、彼らは民主主義が心の底から嫌いな人達なのかもしれない。
岩手県・一関で見た大樽