自民党の公認を得るには、まずは親か祖父が自民党の代議士であったことが必要条件であろう。そこでは競走馬のように血統が重視されるようだ。
いまだに、吉田茂の孫、岸信介の孫、鳩山一郎の孫(鳩山由紀夫は民主党だが、もとは自民党)が首相になる国、これって民主国家なのだろうか?こんなのは貴族制じゃないな、単なる政治と財界の閨閥による血統重視の政治だ。要するにサラブレッドの血統と同じようなものか。それを不快と思わない日本人がいるとしたら、これがこの国の民主制の現実、限界でもある。
いまさらと思うが、この本にはアメリカが教えてくれなかった「日本製の民主制」が書かれている。