玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

サクラが咲くころ

2018-03-29 10:10:10 | あれこれ

人生には不思議なことがある。サクラの花が咲く頃に、またたく間にキャンパスから同級生の姿が消えた。髪を切って、背広を着て、みんな通勤ラッシュの列に混ざって、社会へ出て行った。これを丁年(=成年)と云うそう。

それから40年ぐらいたつと、やはりサクラの花が咲く頃になると、いつの間にか、デイバッグを肩に背負って、Gパンをはいて、ウォーキングシューズで公園や道路を徘徊する老人たちで溢れている。みんな働くことのをやめた。いわゆる定年だね。

人生には二つの定まった集団行動があるようだ。いや、実はもう一つあるのだが、これは其々バラバラで逝くものらしいが。

ブログ『アマカメ写真日記』より掲載

コメント
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