今の自公政権はどうだろう。なにも表に出さない、スキャンダルも隠蔽し、違法性があっても警察にも捕まらない。
国会での質問・答弁も中身がなく、はぐらかしばかり、まともに答えていない。
国民に対しても、「個人情報」とか、「係争中なので」とか適当な常套句ではぐらかし、最後は理由も付けず、ただ「コメントを控える」と言って、要するに国民をバカにして答えない。
このやり方が一番多用したのがマスコミが「鉄壁のガースー」と誉め称えていたS長官だろう。馬鹿げたゴマスリに躍起となる政治記者の一群。もう既に、この頃にマスコミは自滅していた。
史上最長のA政権は、証拠の公文書まで毀滅したり、改竄さえする。つまりは、自民党という政党は国民に「議論しない、させない政権」で、国民はすぐ忘れるからとバカにして、単に多数決が民主主義、いや、単に「数は力」という政治勘しかない。
彼らが気を遣うのは、自分らが自由に使える僅かばかりの政治資金をいただく業界の利権だけを守る政党なのである。
総体としての各個人の議員としての能力は適当にあるのだろうが、ただ近代の歴史や政治を学んでいない、知ろうとしないで、職業としての議員に成れる構造に問題があるのだろう。
「憲法は国家の進む道を示す」ものではないのである。まさに国民の方を見ない議員の権力を牽制する、自分の出世しか考えない行政官僚の権力行使を監視する、つまり権力者の横暴を縛るのが憲法の制定の趣旨なのだが。近代の政治の基本を解っていないで、憲法改正を大声で云う議員ばかりだ。
究極は、そんな愚かな議員を選んでいる我々が悪いのだが、…。それ以前に出て来る議員候補の資質や人格が疑問だ。
要するに魅力のない候補者なのだ。だから投票率が上がらない。結果、小さな選挙区で苗字が知られている世襲の議員が国会の赤絨毯に辿り着くことになる。小さな選挙区から出て、国家や世界全体の事を考えられるだろうか。全く変な制度で悪循環そのものだ。
今の政治の諸悪の中心は小選挙区制度にある。これを何とかせねば、どうにもなるまい。今の与党はまさにゲリマンダーとして利用しているし、仮に野党が政権を取れたら、また自分らに都合が良いと変えないだろう。まあ絶望的である。
それなら国民が政治を知り、選挙で政治家を精選しなければ、何も進まないかな、…。でも将来は暗そうだ。
それには一回地獄を見なければならないかも。アホノミクスという失敗の荒れ地を自らの目で見る必要がある。今日スーパーに行ったら、レジで驚いてしまった。円安によって、これからもっと物価は値上がりするのだろう。
藤の枝は何処まで延びるのかな。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます