玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

森功『官邸官僚』から『国商』へ (その5)

2024-08-08 10:07:31 | 

森功は杉田氏のことを次のように言っている。

杉田和博は2001年1月内閣法の改正で初代内閣情報官となる。4月、内閣危機管理監となる。2004年に退官すると、JR東日本とJR東海と非常勤嘱託となった。また彼の息子がJR東海に入社した。

杉田は安倍とは実は縁が薄いそうだ。2012年12月第二次安倍政権にあたり、JR東海の葛西敬之が杉田を官房副長官に付けるように安倍に強く薦めたとのことである。

一般的な理解では、官僚の最高位の各省の事務次官であり、警察官僚の最高位は警察庁長官であろうが、杉田氏は、結果として、官僚組織の最高峰の要職である官房副長官に就いたことになる。

(注)官房副長官:首相の女房役の官房長官の補佐役である。官房副長官は事務次官経験者から選ばれ、官僚の頂点である。政務系と事務系に分かれ、事務の官房副長官は国家公務員ではない特別職である。

此処に安倍政権を陰で支えたというJR東海の葛西敬之が出てきた。こうなると、葛西敬之の存在が気に懸かる。

 

 

 

 


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