玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

内訟録(ないしょうろく)

2021-03-24 11:12:28 | 

著者は細川護熙、この本のタイトルは論語の「内に自らを訟(せ)むる」からとったそうだ。

八党(会)派をまとめていくには、貴種の権威が必要だったのだろう。彼は近衛の血も受けていた筈だ。

当時、ムーミン・パパの愛称で、さきがけの武村官房長官が好人物の印象があったが、社会党の村山氏と次の「自社さ政権」を画策して、足を引っ張っていたとは、人は見かけによらぬものだ。

偶々首相の在職年数を調べていたら、細川政権は263日だった。ひっくり返した村山富市政権が561日も続いたのには驚いた。

小沢一郎は事前に辞任を告白された時の感想を「総理の座にしがみつく人が多い中、細川さんはあっさりしてるね。やっぱり殿様だから」と言った。どこぞの誰かに聞かせたい。

我々庶民はマスコミの騒ぐままに、辞任は「佐川急便との金の貸し借り」という理由だと思った。

この本を読んで、権力に恋々としない独りの人間を、寄ってたかって、小さな権力や地位を守るために引きずり落したのことがよくわかった。村山富市の白い眉毛は欲の剛毛であったのかも。

小人たちの争いによって、また自民党が復活する訳だが。この党は復活する度に、更に邪悪な利権集団に脱皮するのは、結局は国益を損なうことになるのではないか。今、既に、その兆候が出て、…。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後進国だった

2021-03-23 11:20:15 | 政治

ネットで国会の委員会の中継を見たら、上川法相に対して山添拓が「接待の事実」を尋ねたら、「個別のことは答えない。大臣規範に則って、ちゃんとやっている」と応えた。

これって「一々細かいことは答えない」という黙秘権だ。山添は二度尋ねて、また同じ答えだから止めたけど。これは国会の議論がいらないと内閣が言っていることだ。

国会は単なる多数決の会場としてあればいいんだ」と定義していることだ。

大した政権だ。この国は憲法を平気で無視する法務大臣を置いているのだから、まったくの後進国な訳さ。

いつからそんなに偉くなったんだろう?自・公の議員屋さん!。

ここに頭を入れて、冷やすといい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

時が止まってる ―

2021-03-22 11:00:27 | 日記

今日は月曜日、朝、年とってから一日が短く感じる。

ということは、長生きしても、ただ享年の数字が増えるだけか。これから、既に鬼籍に入った友人のためにも、この時間を味あわなければ、…。

先週のあたたかい一日に大型スーパーに行った。客は少なかった。品物も少なく、値段も安くなかった。せっかく行ったので、小さなラジオを買った。日本製で4000円だった。(驚くことに、リモコン・Bluetooth 付き)

使い方が慣れたので、朝起きてリモコンでスイッチを入れた。ニュースが流れた。掠れて、懐かしい音だった。

もう目が悪くなってきたから、そう遠くない日にこのラジオにお世話になるかもしれない。

食後、テレビを見た。そこでもニュースが流れた。習近平、プーチンが映った。かつて、ケネディ・フルシチョフ・毛沢東が居た頃と世界はそう変わっていない、―。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今の自民党は利権党

2021-03-19 11:07:21 | 政治

近ごろ、twitterを見ると、何となくだが連動感が薄い。昨年までは「反アベ」でがっちりと連帯ではないが、連動していた。

今は「アベロス」で何となく、分散化していておとなしい感じがする。したがって、アベ応援団も目立っていない。

なぜ、そんなに人々は燃えたのか。それは、あの方が改憲と外交しか身を入れなかった。改憲には一種のイデオロギー的な執着があった。だから、反対もしやすかった。

他の政策分野は今井補佐官に任せたか、又は各省の官僚に丸投げしていたのではないか。

だから、コロナが襲来したら、突飛な学校閉鎖やアベノマスクと言ったピント外れのコロナ対策が続いた。

次の方は、人事と警察が得意だ。それから利権にも敏いことがよくわかった。

この方は逆に思想もない、ただ権力をしゃぶりたいだけのような気がする。そして、自分にアイデアが無く、すぐ他人の考えに乗ってしまうようだ。

それが、今回のNTTの先祖帰りの肥大化だろう。自分の権勢を保つために携帯料金を下げるのは結構だが、それが実は業界の健全な競争を損ねることなど、一向にお構いなし。全く困った花咲き爺さんだ。

もう少しましな人材が自民党にいないものか?これでは、この国は先進国からも脱落してしまうだろう。

自民党の若手に小川淳也や山添拓がいないものか。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

四半世紀前

2021-03-18 11:22:25 | あれこれ

一九九五年、前年に八党の寄せ集めの細川連立政権はその継ぎ接ぎが破れて崩壊し、55年体制の両主役だった自社政権ができていた。

奇天烈だが、既得権の固守で一致していた。だが、この年は大きな断崖となった。

阪神大震災とサリン事件があった。

突如、社会党の先祖帰りか「村山談話」が飛び出した。

その反動で自民党のどす黒い国家主義が蠢きだした。この世襲者たちは半世紀前の国体への幻想に向かい始めた。

人々は一向に気づかず、毎日を気儘に過ごし、敗戦でもらった西洋型民主主義を大切にせず、それを維持する現実の政治を疎かにした

寧ろ政治を汚いものとして粗末に扱ってきた。そのツケが今押し寄せている、…。

コロナ禍にあって、病気だと政権を投げ出し、その後任はメモで喋る欲望老人。国会で平気で嘘をつく佞官たち。

人々に試練が与えられたのかもしれない。

この際、次の選挙では、誰がこの国の本当の担い手なのかを教えなければ、欲望の塊を駆除できないだろう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする