玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

腐った接待

2021-03-11 11:04:28 | みみっちい話

一種の「接待」という儀式だ。事を伝える、事を成した、その証として相互に確認し合う怪しい儀式のようなモノ。

国会の場で――様というか細い声が妙に恥ずかしい。あの方は本心から出世をしたいのかなあ、…。今後生きるに大事なモノを捨てた!これは男女の別なく。

この儀式は、一つは、独裁者の息子の誘いのって、身を賭して忠誠を見せたこと。それが自らの地位の保全につながるとは、なんと惨めなうら悲しい事。結果、外資比率の超過に組織全体で見ぬふりをした。何と情けない事か。

もう一つは、君主の鶴の一声の為に、政策をねじ枉げてしまう暗黙の了解の儀式かも。目先の携帯料金を下げるために業界全体の正常な競争を歪めた。これは自由な競争の否定だ

此の事件を報道できなかったメディアの凋落に愕然とする。

なぜドコモをNTTの子会社にしたのか、一般国民は判然としなかったよ。今回カラクリが分かった。遅れた国になってしまったものだ。

かつて官僚たちは、天下りを壊す民主党を懼れて再び自民党を生き返らせた。

が、その結果がこの様だ。この国の官僚制度も腐っている。魚は内臓からも腐る。

私の接待は自分に

 

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四月の雪

2021-03-10 14:00:02 | ブツブツ

韓国映画「四月の雪」を観た。「冬のソナタ」のぺ・ヨンジユンと「愛の不時着」のソン・イェジュンの豪華主役であった。不倫の男女が交通事故を起こし、病院に駆け付けた裏切られた二人の男女が恋に落ちるという、殆どありそうもない話だが、ラストのシーンが良かった。終わり良ければその映画は佳作である筈。

実は韓国映画はあまり好きではない。風景や道具立ては、日本の田舎か一昔前が多いのに、言葉が全く分からんから。

今回もネット上映だから細かい台詞まわしはよくわからない。だが、観た後で「ネタバレ」を見るのでだいたい筋はわかるのだ。

どうもハッピーエンドだったようである。ということは、私の勝手な映画理論(先進国はハッピーエンドが多い、途上国は現実に再チャレンジできるのでその逆。)では、韓国も先進国なのだ。

この映画は2005年頃の製作であった。冬ソナのように日本のアニメのリメークかと思いきや、韓国の独自作品だった。

この頃の日本は「郵政選挙」と「B層」の出現、丁度、小泉・竹中の「官から民へ」路線だった

今となって、民にしてはいけない官もあったのではないか。

コロナ禍の公立病院も然り、学費の高い公立大学とか、…。結局小泉は自民党内のリベラル派をぶっ壊しただけだった。

思い上がった世襲政治家が国会で平気で嘘をつくから、上級公務員まで同じに嘘をつく。

この国の民主制は確実におかしくなった。既に映画やPOPSはもとより、やがて経済ばかりか文化も韓国に負けてしまうよ。

綿菓子が冷たい感じで美味かった。

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役者が多い

2021-03-09 11:22:22 | あれこれ

コロナ緊急事態の延長に際して、キャスター上がりの知事が首都圏知事間の意見の齟齬、もっと簡単に言えば、それを操ろうとした女帝の動きを暴露した。

この流れ、魂胆が見え過ぎて気持ちが悪い

その知事のおひざ元にはお偉い方の選挙区があるのだから、…。

だいたい今回の緊急事態の決定の過程や段取りが自ずから見えてくる。

それを知っていて知らないふりの報道各社は視聴者をB層と見下している

結局はコロナを使って権力争いかな?

キャスター上がりの知事は今回の役者ぶりを評価されて、次の参議院でも出るのかも?

この国の民主主義は悲しいことに、段々どこかの党の憲法草案に近づいてきた

つい買ってしまったわい!

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同じ間違い

2021-03-08 11:00:28 | 時事

コロナ緊急事態宣言が2週間伸びた。女帝よりも俺の方が偉いということを示しただけかな。

前の御方は改憲と外交しか興味が無かった。だから、あの陳腐なマスクで彼の政策能力の程度が知れてしまった。

今度の御方は何に興味があるのだろうか?

ただ人を威嚇して、畏れられ崇められるだけなのか。辺見庸は彼を〈特高の目〉と言っていた。

この御方も前の御方と同じに、自分の解からないことは医系技官に丸投げなのか。だから科学的なコロナ政策が進まない。

『昭和天皇独白録』の中に敗因が四つ述べられている。①兵法の研究が不十分であった。②あまりに精神に重きを置き過ぎて科学の力を軽視した。➂陸海軍の不一致。④常識ある主脳者が存在しなかった、―と云ったとか。

今はコロナとの戦争だ。昭和天皇の挙げた四つの敗因は今でも通用する。この国はまた同じ間違いをしようとしている。

先は暗そう、…暗雲

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『木戸幸一日記』と『西園寺公と政局』

2021-03-05 11:20:15 | 

『昭和天皇独白録』の中には『寺崎英成御用掛日記』も収められている。

1948(昭和23)年1月23日の条にはこう書かれている。

「原田日記(『西園寺公と政局』)は個々の事実に誤りあれど全体の流れは正し、木戸はその反対なり」と天皇が言った。

そして、寺崎は「木戸日記は人に見られる事を予想して書いたものに非ず」と書いている。

寺崎は1946(昭和21)年4~5月に作成された『昭和天皇独白録』を天皇に近侍して書き纏めた五人のうちの一人である。

寺崎にとって、広田弘毅と重光葵は外務省の上司であった。二人の運命を考えると、気持ちはかなり複雑であったろう、…。広田は死刑、重光は禁固7年だった。

ふと私は、天皇と5人が回想録の作成の時には『木戸日記』と『西園寺公と政局』の2冊が横にあったと考えてしまう。

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