今週から、小学校3年生の娘のクラスで、スペリングが得意な子どもたち小グループの個人学習が始まりました。とはいっても、クラスの半分くらいのお友達がそのグループに該当しているみたいです。
先生から出されたリストの中から、自分が暗記したいと思う単語を月曜日に10ずつ選び、金曜日にテストです。自分が選ぶというところがいいですよね。自分の力を客観的に評価する目を育てることにもなります。娘が選んだのは
Incomprehensible
Gonzaga
Receive
Horizon
Physical
Remarkable
Accidently
Unbelievable
Alligataer
Fantastic
Invisible でした
ただ単語を丸暗記しても本当に理解したことにならないので、時々はその単語を使って文章をつくるという課題も出されています。
本をよく読む娘は、単語を視覚的に理解しているみたいです。そして、どう発音するか知っている場合には、その音声を手がかりに単語を構成していきます。ここが、私の助けてあげれないところです。音声学があやふやな私は、ここでつまずいてしまいます。「あ」といえば一つの発音しかない日本の子どもの言葉の獲得と、「a」で数種類の発音があってしかも他のletterとの組み見合わせで音が変わっていくのを理解していくアメリカの子どもの言葉の獲得のみちすじは随分異なっています。
数年前に、Akeelha and the Bee という映画を見ました。この映画はアメリカで実際に行われている、ナショナル・スペリング・ビー(National Spelling Bee)という英語のつづりに関する大会を題材にしたものです。父親をなくした黒人の女の子がその寂しさを紛らわすのに、単語をどんどん覚えて、すごい才能を身につけていきます。周りの人のサポートやいいコーチとのめぐり合いで、最後には優勝するっていう感動的なお話です。
スペリング・コンテストだけじゃなくて、何か自信になるものを見つける手助けをしてあげたいですよね。こういう個別学習の形態をとってくれると、新しいことに挑戦したいという意欲が育っていきます。スペリングコンテストまでいかなくても、ぜひ娘にも自信を身に着けてもらいたいところです。