今日のニュース,イラクのバグダッドで、知的障害女性二人が、自爆テロに利用され、約70人が死亡した事件にかなりショックを受けてしまいました。
自閉症という障害を抱えている子どもの親として、こういう事件を耳にすると、心が痛みます。そして、自爆テロという行為を、英雄化しているその背後の宗教や教理に怒りと同時に深い悲しみを覚えます。
話は変わりますが、今日は久しぶりに、自閉症の息子の将来を思って、夫婦共に胸を痛めた日でした。夜子どもが寝静まった後、オットが泣きはらした目で、息子が寝る前に語ったことを話してくれました。
「ボクは中学に入ったら(この夏より)、友達たくさんできるから、携帯電話ないと困るんだ。そして、友達んちに遊びにいったら、きっとソーダー飲まなきゃいけないから、今から練習しないとね。」
息子は、今現在友達が一人もいないんです。「一匹狼」っていい風にとってくれる人もいるんですが、人との付き合いがわからなかったり、ぎこちないため、孤独で過ごしているみたいです。
友達いっぱいの楽しい中学生活を想像していると思うと、親としては不憫で、たまらなくなってしまいます。そういう息子に、オットは「お父さんが、一番の友達だからね」と励ましたそうです。愛情ある言葉です。
以前、自閉症の学会に参加した時、ヨーロッパのアスペルガの青年が、チャットを通して、他のアスペルガの人たちと交流したり、親交を深めている様子を実演で見せてもらいました。職場や私生活での悩み、同じ障害を持つ人だと、わかりあえる部分が多いのでしょう。
いつか、息子もそういうチャットに参加したり、ブロガーとしてデビューしても、と思うのですが、まだ若いだけに、心配です。親として、今何ができるか、考えていきたいです。
しばらくは最近購入した、Temple GrandinのDevelping Talentsの本を読んで、情報収集に努めてみるつもりです。