キキ便り

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リストラから教えられる人生 その19

2010-10-11 14:46:13 | リストラから教えられる人生
解雇の直後から8月にかけて4つの大学に応募した。

最初の2つの大学は、面接までこぎつけたが、選抜されなかった。そのうちの1つのアイビーリーグの大学は1流の法律事務所で働いている人で、しかもボストン大学で法律の博士課程を優秀な成績で卒業した人を採用したらしい。そう考えると、太刀打ちできなかったわけが納得できる。もう一つの大学は、どんな人を採用したのだろうか。

4つの大学のうち、3つ目の大学は22日に面接。もう一つの大学からは先週メールが送られてきて、さらに詳しい情報を教えて欲しいとの内容だった。どちらの大学も、南の州立大学。どうなるのだろうか。

3つ目の大学からは、詳しい面接の日程表が送られてきた。朝から夕方まで、ひっきりなしの面接。大学の副総長(Provost)との面接、各学部長(Dean)たちとの面接などが予定されている。Associate Provostとの面接が一番最後に予定され、募集要項によると、この人の監督のもとで働くことになるらしい。

30分程度のJob Talkがスケジュールに組み込まれているので、ここでいかに自分のビジョンや能力をうまく伝達していくかが問われる。大学の求めているものと一致するようなものをここで提供できたらいいが、ウェブ上での情報では分かりにくい。

ゴルフカートでキャンパスツアーというのも、アメリカらしい。これまでの面接では、キャンパスツアーは常にスケジュールに組み込まれていたが、ゴルフカートというのは初めて。短時間でいろいろなビルディングを訪問できるので、効果的なアイディア。

こういう予定表をみるだけで、大学のその職への思い入れが伺われる。かなり精妙に準備している様子から、夫もこういう大学で働きたいという気持ちが固まっているようだ。
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