キキ便り

アメリカ便り、教員・研究者生活、シンプルライフ、自閉症児子育てなど

ドメスティックバイオレンスで悩む学生たち

2011-10-12 11:47:54 | アメリカの大学で教える

 

今学期になり、ドメスティックバイオレンスを理由に連絡してきた学生は二人目。

夫やボーイフレンドから暴力を受け、どうにか安全な場所に引っ越すことができたが、その身体的、精神的な傷を抱えながら学業を続ける学生たち。

彼女たちの金銭的な状況を考えると、学校をやめて少し休んだらというわけにもいかないし、判断に苦労する。

昨日連絡してきた学生は、あごに大きな怪我をし、しゃべることもできないらしい。泣きながらレポートを書いて仕上げたが、落第するのではないかと心配する。強い痛み止めを飲むと、胃に堪えるが、飲まないとしゃべるのも辛い、ということらしい。

私はアドバイザーやカウンセラーでもないので、かかわり方の程度が難しい。

それにしても、様々な問題を抱えながらも大学を卒業することだけを夢見て、諦めないアメリカの学生に感心する。

〔下記の写真は、内容と全く関係ないが、えさを仲良く食べるネコたち。。)

コメント (4)
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