紅白で一番視聴率をとったのはSMAPだったそうですね
本当におばけグループだなあ・・・と思います
もう決してアイドルって歳ではないのに、この人気
それぞれの個性が際立っているんですね。本当に素晴らしいです。
さてて・・・昨日は新春ドラマスペシャルが2本ありました。
一つは「佐賀のがばいばあちゃん」で、もう一つは「マグロ」です。
佐賀のがばいばあちゃん
いやーー懐かしい昭和の田舎風景の中で心がほっこりするような
いいお話でしたね
広島で原爆でお父さんを亡くし、母親の手で育てられて来たアキヒロが
佐賀のおばあちゃんのところに預けられるんですけど、そこは半端じゃない
貧乏暮らしの家だった・・・と
なんせ、家の前の小川に流れ着く捨てられた野菜を拾って食料にし、
お弁当は日の丸弁当。水筒は湯たんぽ。電気代もガス代も払えないと来てる。
クレヨン一本買えないんですから
がばいばあちゃんは、歩く道々くず鉄を拾い、掃除婦をして現金収入に
しているようですね。
それでも育ち盛りの孫を食べさせるのは大変だったでしょうね
「貧乏でよかった」という言葉が光るドラマですが、この「貧乏のよさ」を
今の社会に当てはめることは出来ません
今は現金がなければ即「死」を意味しますもの
今時、綺麗な小川が流れている家もないでしょうし、電気代が払えなくても
集金人のお兄さんが「じゃあ来月また来るわ」とは言ってくれないでしょう。
(引き落としだもんね)
くず鉄も落ちていなければすっぽんも泳いでいないし、捨て野菜を貰う・・
これはありかもしれないけど。
とにかく、こまごまと現金を稼ぐ方法がないんですよね
どんな貧乏生活をしてもアキヒロの担任の先生のように、お弁当をわけてくれる
人情溢れた人達が生きていた社会
まさにもう幻想になってしまいましたねーーー
泉ピン子の演技も光りますが、担任役の小日向文世もきらりと光ってました。
ところどころに吉本の芸人さんが出ているのも面白かったです。
マグロ 前編
重厚なテーマですし、ドラマの造り方もとてもいいと思いました。
前編は最初のお父さんの怪我以外は、最後の次男の殺傷事件に至るまで
さしたる大きな出来事はないのですが、それでも大間に生きる人達の
生き様や考え方が伝わって来て、中々見ごたえがあります。
「家族」問題を扱っているという意味でもいいのではないでしょうか?
主演の二人・・・渡哲也と松坂慶子がいささか都会的すぎますけど
(天海祐希なんてとても東北生まれには見えないってば)
それはきっとご愛嬌なんでしょうね
高橋克典の東北弁は中々上手。一生懸命役作りしているなあ・・と思いました。
西田敏行はさすがに福島県人 渡とのやりとりは短かったけど
印象に残るシーンでした
後編が楽しみです。