ふぶきの部屋

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テレサ・テン物語

2007-06-03 13:03:34 | ドラマ・ワイドショー

 何となく流れ出みてしまったのが・・「テレサ・テン物語」なんですけど。

うちの姫なんか、感動のあまり、泣きながら見てました

海外ロケが多く、すごく費用がかかっているドラマだったんだなあ・・・と言う気が

しました。

 

でも・・・

世界同時放送という事で、何よりもわかりやすさを基調にしているせいか

登場人物が全員日本人で日本語喋ってるってのが理解できなかったです。

とても違和感ありあり

(昭和30年代などのドラマだったらそういうのもありかなーーと思いますが)

中国人そのものの台詞は吹き替えになってるし。

おなじみの俳優さん達が中国人や台湾人を演じていても納得できないんです。

(舞台なら話は別だけど・・・ドラマだし)

 

名前の「テレサ・テン」にしたって、日本では当たり前のようにテレサ

呼んでいましたけど、中国や台湾では呼ばれ方が違っていたのでは?

そこらへんをいっしょくたにしちゃうのもなんだか

それに、彼女、香港やパリに住んでいたようですが、何ゆえにそこへ

行ったのかという動機づけがなかったので唐突に感じました。

(うちの姫は「何でいろんな所で暮らせるの?よくそんなお金があるね」と

言っていました)

 

歌の吹き替えはしょうがない事だと思うんですけど、やっぱり口パクだって

最初からわかってみるとしらけちゃいますよね。

日本のドラマはリアル感を武器に今までやってきたと思うんですよ。

時代考証にしたって国籍や人種にしたって・・・

それがこのドラマは、全てが日本人一色で却って古臭いドラマに見えました。

 

木村佳乃は演技的にはパーフェクトだと思います。

歌の神様に愛された歌姫をきちんと演じていましたし、笑顔の美しさは

完璧でした。

高橋恵子も古谷一行も成宮寛貴も高嶋弟もほぼ満点の演技力でした。

それだけにねーー

中国人なのに日本人が日本語でしゃべるなんてドラマにはして欲しく

なかったなーーと思います。

 

それにしてもテレサ・テンというのは、本当に薄幸の人だったんですね。

帰る場所がない」という言葉がとても重かったです。

台湾も中国本土も香港も日本も彼女にとって「ふるさと」になりえなかった。

そこらへんの感覚的な事は日本人には理解しにくいと思います

(もうちょっとわかりやすかったら感情移入できたのにとも思います)

で、結局、結婚にも失敗してフランスでヒモを囲う生活だった・・・と。

その彼に看取ってももらえなかったなんて、あまりにもかわいそうです。

 

それにしても悔やまれるのは、あんなにひどい気管支喘息だったら

転地療養よりもまず入院して治療する方が先だったのではないかと

思われることです。

タイのようなあまり喘息と関わりのうすい場所で投薬治療だけで

治そうなんてちょっと考えが甘すぎだったのではないでしょうか?

あれでままるで死にに行くようなもので

誰かもっときちんとお医者さんにかかるように説得できなかったのかなーと。

アジアの歌姫なのに、あまりにも寂しい死でしたよね。

 

 

コメント (2)
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