昨日、日比谷に到着したのは午後3時30分近く
劇場の駐車場の所に救急車が1台止まってて、向かいの帝国ホテルの
ドア口には防弾チョッキを着たおじさんが二人・・・
「?」と思ったんですが、シャンテの前に行ったら、楽屋口に腕章をつけた
おじさん達が数人雑談してて
でもすぐにいなくなったのね。
で、45分に劇場に入ったら、SPが数名・・・・
「もしかして皇族?」とは思ったけど、「東宮じゃないよね」と願うばかり。
係員のお姉さんが「本日はお早く着席下さい。もうすぐ入場制限します」
と声を張り上げてました
そしたらどこからともなく「天皇陛下がいらっしゃるんですって」
ええーーーー ショックっ 生陛下みたいのに、私が座った席は
1階席の真ん中ーー二階が見えないーー
そのうち、舞台の上手そでからカメラマンが数名現れて準備。
やがて盛大な拍手と歓声が フラッシュがバチバチ
で、前の方に座っている方々はみんな立ち上がって二階席に向かい
拍手と両手でお手振り・・・両陛下の人気は絶大なんだという事に
気づきました
でも警備がものすごく薄くてビックリ。東宮家の警備は物々しいって
聞いていたので両陛下ならさぞや?と思ったら、トンでもない。
どこまでもスマートで国民に負担をかけない警備でした
ああーー生両陛下、見たかったーーー
ご退場の時は、後ろの席の人達まで前に詰め掛けて手を目一杯
振ってきゃーきゃーーすごかったです
「ソルフェリーノの夜明け」のみ見てお帰りになったんですね。
オープニングの華やかなシーン、水君がいつになく緊張してて
他の組子にもそれが伝染しているような感じでした
本来なら東宮家の公務なのに・・・新学期が始まっても付き添い登校に
授業参観している嫁さんはめちゃくちゃ暇なのにねーー
昨日は他に最前列に美穂圭子と白羽ゆりがご観劇。
他にも多分業界関係者が多かったんじゃないかしら?
「ソルフェリーノの夜明け」の本当の主役
見れば見る程、アンリ・デュナンもエクトール先生もあまり存在感がない。
植田先生が本当に描きたかったのは戦場にいる兵士達の心情
若いポポリーノ達・・こんな人まで戦場に刈りだすのが「戦争」というもの
なんですよーーとメッセージを送っているかのようでした
でもまあ、デュナンは赤十字を作った人だし?見せ場も十分にあるけど
エクトール先生は正直なーんもしない
負傷者を助けてはアンリエットに怒鳴られ、説得しようとしても駄目で
仕舞にはあっさりアンリエットはデュナンについて行ってしまった。
彼が一生懸命「許す事」の大切さを説いても納得しなかったアンリエットは
デュナンが働く姿を見たら一変に気持ちを変えちゃったわけねーー
でも、彼女を愛し、心から見送っていく・・・ってどんだけ人がいいんだよーー
エクトール君、君は優しいマリアと結婚しなさいっ
エクトール先生の萌えーーー
今回は何と言っても「めがねのエクトール先生」でしょう
「シルバー・ローズ・クロニクル」の時みたいなへんてこなめがねじゃ
なくて、とても知的に見えるめがね姿をもっとーーって思っていると
すぐに外しちゃうの・・・・
それから、幕開きの教会前でチギちゃんをずっと後ろから抱いてるのね。
負傷した兵士さんを抱いているんだけど、私、チギちゃんに
なりたかったぞっ
だってーーデュナンがポルリノ君にバチバチ殴られて口げんかしている
間中ずーーとエクトール先生に寄りかかって手を回してもらって。
いいなあ 絶対に羨ましい チギちゃんは至福を感じている
事でしょう
理解に苦しむシスター達の言葉
デュナンが赤十字を掲げてマントバまで行く決心をしたと聞いて
シスター達は「神はお喜びになるでしょうか?」と疑問を呈するのですが
ここが一番納得いかないシーンです。
というのもシスター達の持論としては
「命の大切さは万民平等になるならデュナンも同じ。他人様の為とは言え
軽はずみに命を捨てに行っていいのですか?」なんでしょう。
それに対してデュナンは「義の為に死ぬ人は幸いである、天国は彼らの
ものである」と聖書を引用し、
「たとえ神から罰を受けてもやり遂げる」と言うんですよね・・・・
このシスター達の考え方ってめちゃくちゃ左巻きっていうか
へんてこな思想を感じるのは私だけかなあ・・・・
ちなみ布きれに赤い十字を書いて
「十字架はキリスト教の象徴、それが赤なら・・」という台詞がありますが
思わず「それが緑なら・・・」と突っ込みを入れて泣くべきシーンに
笑いそうになった不忠者の私です。
カルネヴァーレ睡夢
このショーの見所って行ったらやっぱり、ダンス対決と仮面舞踏会
でしょうねーー
ちなみに昨日のじゃんけんは水君の勝ちっ
あのダンス対決は互いがきっちりと踊れないと「対決」にならないわけで。
思えばすごいシーンです。
やっぱりあの二人は互角だったんだよねーー
で、このショーがどうしておさまりが悪いのかようやくわかりました。
黒燕尾のシーンが早すぎるの。
その後の愛原実花&音月桂&水夏希のコスチュームなダンスが
延々と大階段を引っ張り出すまで続くなんて変。
大階段に彩吹を一人で乗っけたのはいいとして、その後に出て来る
水君に紙吹雪・・・で、延々と歌うのではまるで水君のさよなら公演みたい。
妙に彩吹のシーンが清清しいのでよけいにそう見えちゃいます。
色々課題は多いわね。稲葉君。
ゆみこちゃん、また痩せたかしら?顎の線が細くって横を向くと形相が
変わってる。疲れるでしょうね・・・あと少しだから頑張って。
客席は芝居もショーも何となくしくしくムードになっていくのですが、
私はねったんの時みたいに泣けません。
それより怖い・・・彩吹真央がいなくなった宝塚を私がどう感じるのか
本当に怖い。生きがいややりがいを失うような喪失感に襲われるでしょう。
そしたら立ち直れるのかなあ・・・・もう一度人生に光が見えるかしら?
仮面舞踏会のシーンで、大月さゆと二人で踊り歌うシーンがあります。
銀橋に二人並んで立つ様はとてもフレッシュで可愛らしい。
この二人ならきっと超ラブラブな御伽噺を作り出してくれたでしょう。
なんて初々しく安定して幸せそうな次期トップコンビだったことか!!
こういう二人をファンはみたいの。
そんな二人を辞めさせてしまう歌劇団にはもう希望も夢もありませんわ。