まあ・・・どうでもいいんですけどね。
大阪なおみの「うつ」告白以来、ちょっとテニスが嫌いになっている私ですが。
「東京五輪は出場します」に「やっぱり出るのか~~」と同時に「何だかすごく上から目線だよなあ」と思ってしまった自分。
「皆さん、こんにちは。
皆さんのあたたかいサポートに感謝しています。
最近は、少しずつですが、気持ちを整理しています。
私にとって、自身のメンタルヘルスの状態を告白するのは、とても勇気のいることでした。
この問題には、これからも向き合い続けていかなければならないと思っています。
ウィンブルドンは欠場させていただきました。
東京オリンピックは出場します。
なぜなら、日本は私が生まれた国であり、大切な母国だからです。
日本での思い出はたくさんあり、私の生き方や考え方に影響しています。
今回、日本代表としてオリンピックに出場できることに誇りを持っております。
このような状況で東京オリンピックの開催に携わっている日本をはじめ、世界中の医療関係者の方々に心から敬意を表します。
オリンピックは、全力を尽くします。
母国日本の皆様と、この星の全ての皆様に、感謝と愛を込めて」
ええっと、多分英語を訳しているのでこういう上から目線な言葉の羅列になったんだろうと思います。ってことは大坂なおみには罪がない?
だけどさあ「ウインブルドンは欠場させて頂きました」の後で「東京五輪は出場します」ってこの「させて頂く」と「します」の間に何があるんだ?一体?と深読みしてしまうじゃないの?
私は最近の芸能人たちの「出演させて頂く」「歌詞を書かせて頂いた」「歌わせて頂く」「演じさせて頂く」という一連の発言が嫌いです。
仕事として役を演じたり歌詞を提供したりしているのに、一々「させて頂いて」ってへりくだる必要があるのかな?主演するのに「出させて頂く」っていうのは視聴者には言わなくていい事じゃないの?って。
ジェンヌさんも、最近はこの「させて頂く」が多すぎてちょっと腹が立つことがあります。
だけど、今回の「ウインブルドンは欠場させて頂きました」「東京五輪は出場します」っていうと、五輪よりウインブルドンの方が断然上のような感じがしませんか?
テニス業界ではそうかもしれないけど、本来なら大会出場資格はく奪だってあり得たのに東京五輪には出られる・・・ならそれこそ「出させて頂きます」じゃないの?
自分の母国だ・・・といいつつも、私達、名前以外は全然そうは思えないんです。ブラックイズ・・の時は自分は「黒人」という認識で差別に反対していたんじゃなかった?
日本国籍を選んだのは多分に、それが最も安全だからであり日本という国に愛着があるとは全然思えないんですよね。
見た目は確かに「生粋の黒人ではない」というのはわかる。
日本人の血が混じってると言われれば「そうか」程度だし、マスコミは英語で話し、考え方もアメリカっぽい大坂に何とか日本人的なものを求めようとして、「どんな食べ物が好き?」と聞いたり、実は納豆を食べられるんだよ~~と言ってみたり、態度の中のシャイな部分に日本人の「奥ゆかしさ」を感じようとしたんです。
だけど、そういうことが彼女にとっては「どうでもいい質問」「負けた時にまで記者会見しなきゃいけないなんてひどい」とマスコミやテニス協会の在り方まで批判してしまった。
それを「うつ」のせいにした。
だったら治療に専念して、テニスだけに集中できる世界に身を置けばいいものを、回りからの圧力なのか、本人が出たがったのか、「東京五輪にはでます」と言ってしまったわけですね。
東京五輪でも記者会見はあると思うんです。
マスコミだって動きますよ。彼女の「少しでもいいから日本人らしい部分」を引き出そうとあれやこれや書くと思いますけどそれでいいのかしら?
拠点そのものが日本ではなくアメリカだという事は誰もが知っていますし、日本での思い出が彼女のメンタリティに影響を与えたとは全然思ってませんけど。都合のいい時だけ「母国」っていうんだなあと思ってしまいます。
勝っても負けてもちゃんと取材は受けて欲しいし、言葉の使い方も注意した方がいいと思いますよ。