ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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VERDAD!! 千秋楽 2

2021-07-12 07:06:00 | 宝塚コラム

舞浜アンフィシアターは半円形劇場です。

とても見やすい劇場ですが、何となく暑い・・・・

興奮したとんすけは、礼真琴がアクリルボックスに入って出て来た時、ペンライトを持って一生懸命振っておりました。気づいて~~こっちゃーーん(いつから礼真琴のファンに?)

こんな感じで。ふれ~~~ふれ~~がんばれ~~~

とんすけ:僕ね、宝塚って面白いんだってこと、わかったよ。何で姫ちゃんが夢中になっているのかもわかった。これからは僕、宝塚のセリフを覚えて姫ちゃんに愛の告白をするよ。

見てみて。タオルだって巻いてちゃんと応援しているんだから。

姫:こら、目立ってはダメでしょ。あんたのチケット代払ってないんだから。

とんすけ:え~~だって楽しいもの。ダンスがあって歌があって。ぼく一生懸命にペンライトを振ったんだよ。

姫:はいはい。わかりました。ぬいぐるみのふりっ!

とんすけ:はいっ・・・・けほ・・ふああ・・無理~~絶対に無理~~

こんな風にはしゃぎまくるとんすけを横に、舞台をしげしげと見つめます。

さすがサーカスの劇場だっただけあって、照明がすごいんです。

セリからぶわーーって光が出てくるのも綺麗だし、ミラーボールが可愛いのもあり。それに時々ライトが客席めがけてぶわーーっとあたるのがまた、通常の宝塚では経験出来ないことですね。

 

さて2幕目は、主題歌「VERDAD」からスタート。

この「VERDAD」は本当に礼真琴に似合っている曲で、そのままFNS音楽祭にでも出てよ~^と思う程。

ここから1幕目とは違った熱気がみなぎり、客席はまたも暑くなっていく。

娘役達の「かわいこちゃん」は本当に可愛かったけど、私は礼真琴と舞空瞳の間に微妙な空気が漂っていることをあらためて実感。

礼真琴はことさらに他の娘役達を褒めるし気を遣う。

「こちらが本物です」といいつつも、目線は別に行ってるんじゃないか?と感じる事もしばしば。

むしろ、どこまでも優しい瀬央と組んでいる時の舞空は本当に生き生きしていると思いました。

前トップコンビが本当にラブラブだったので、ついついこちらにもそれを求めてしまう傾向がありますが、土台無理な話。優等生同士っていうのはプライドが高いのかも。

ましてや舞空瞳はすぐにテレビに出てもおかしくない程のアイドル顔。そして礼真琴もどちらかと言えば中性的で高音が得意。似たもの同士なんですよね。

演出でも歌う礼の横で踊る舞空が多かったり、相手役も音咲いつきだったり瀬央ゆりあだったり。

痛烈に感じたのは、前回見た時、「VERDAD」後のMCに二條華が出てきて色々やったあと、いよいよ「かわいこちゃん」の場面になる時に礼が一所懸命に二條の汗を拭ってやっていたことや、「NIJIUならぬNIJOで」というのを強調したりしていたこと。

このコンサートにおける舞空瞳の扱いはトップ娘役といより単なる下級生だなあと。

勿論舞空のアリエルは本当に可愛らしかったし、歌も素敵で真ん中に立つ立場としては遜色がない。だけど、学年的に離れすぎたかな・・・とは思います。

礼真琴というトップは学年が離れた下級生の相手役を包み込む程の包容力はまだ持てないでいるんですよね。

そこで瀬央ゆりあとのコンビが光るわけですけど。瀬央に包容力があるかないかより、相手に遠慮させない気遣いが大きいのでは?

「カラオケボックス」のコントは寒かったけど、それなりに面白かったです。これが紅ゆずるならきっとダメだしが大きいんだろうと思いつつ。

目を見張ったのは店員の鳳真斗愛。この先が楽しみが男役ですね。

 

コントから歌に入るきっかけを作ったのも瀬央ゆりあで「ローラは傷だらけ」で、この曲全然知らなかったけど面白い。

衣装にVEDADの生地が付いているのも面白いです。

礼真琴の「ギラギラ」はすごくよかったですが、「神様が左手で描いた顔」ってそれを礼が歌う?って思いました。

この曲は我が家の二若君に言わせると「誰が歌っても上手に聞こえない」という事だったのですが、DVD買ったら見せよう。

砂の城」も「夜に駆ける」も礼真琴の声質に似合ってました。

でもやっぱりびっくりしたのは「オペラ座の怪人」からの「ウイキッド」でしょう。

何で一瞬前まで低音で歌っていた人がいきなり可愛い声が出ちゃうわけ?まるでこちらが本当の声なのよって感じで。

そう、礼真琴は高音が自然なんですよね。きっと。

だけど低音も歌える。この妙を生かすような楽曲に出会えたらきっと代表作になると思います。

アンコールで一人一言と振られても下級生たちは臆せずちゃんと話せる。

この「VERDAD」チームはとてもまとまっていました。

その功績はやっぱり組長を務めた天寿光希だと思います。

天寿の挨拶は、どこまでも相手を立てて立てまくる・・・照れちゃうくらいに持ち上げるんですけど、元気のよいその声で言われると言われた方も嬉しくてその気になるというか。そんな感じがします。

 

全部終わって・・・さあ、帰るぞ~~って言ったら

あら・・・とんすけ、疲れて寝ちゃったの。

今日は洗濯機でぐるぐるの刑だね。それまでいい子にねんねしてなさいね。

規制退場について。

やっぱりそれを守らない人達がいるんですよ。放送が入るまえにさりげなくささっと帰ってしまう人が。

アンフィシアターからイクスピアリまでは狭い道を行くので時間がかかります。

だからしょうがないんだけどね。

五輪でこういう事をやっても多分外国人は守らないと思います。

そういう意味では無観客でよかったのかな。

 

 

コメント (3)
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VERDAD!! 千秋楽  1

2021-07-12 07:00:00 | 宝塚コラム

 行って来ましたよ~~「VERDAD」の千秋楽。

実は前回の感想について我が家の姫ちゃんからダメ出しがありまして。

もっと丁寧に面白く書け!結局ママはステラ・ルーを連れて行くくらいじゃ本気にならならいのね。だったら!わかった!とんすけを連れていくから!

というわけで

わかります? ステラ・ルーじゃなく・・・耳が見えちゃってる子。

駅で電車待ちをしている時にこっそり出て来ちゃった。

とんすけ:ねえねえ、ステラおしゃべりしようよ

すてら:私、ぬいぐるみのふりをしなきゃいけないの

とんすけ:だってほら、久しぶりに舞浜へ行けるんだよ。僕、嬉しくてウキウキだよ。

すてら:ディズニーランドへ行くわけじゃないのに馬鹿ね。

なんせ2時からチケット出しだっていうのに、午前10時には舞浜に着いてしまった私達。

うろうろお店を見たりしている時に、見覚えのある男性とすれ違ってしまいました。

あれ・・・?あ、藤井先生じゃん!」

写真で見るのと同じ顔。ムラあたりでは当たり前の情景でしょうけど、舞浜で見ると新鮮っていうか嬉しいっていうか? 先生は午前の部を見るのね~~

舞浜近辺に住んでいる人達はイクスピアリを庭のように使っていらっしゃる。

天気がよくなったので子供達が遊び、親がくつろぐ・・・そして私達はショップめぐり。最近はアロマやコスメにはまっているのでそういう店ばかり回ってみたりします。

そうそう!トリコロールのバッグを見つけた!欲しい!でも高い!

何で「ひかりふる路」の時に出してくれなかったんだろう・・・・

お昼はバイキングのお店に入ったんですが、目の前のアクリル板って相手の声が完全に聞こえないよね。食べ物をとりに行く度に手袋してマスクして。面倒だなあと思いつつ、これもご時世ですからねと諦めました。

 

それでも時間が余ったのでタリーズコーヒーで延々と待つことに。

でもそれで正解でした。午前の部が終わった頃からものすごい人があふれかえって。

みんな「VERDAD」のTシャツ着てるし。

とんすけ:これ、僕のクッキー。

姫 :これっ!ぬいぐるみの振りしてなさい!

とんすけ:はいっ・・・げほげほ・・無理だってば~~

とんすけ:だからって僕をマスクかけにしちゃうことないじゃないの。ちなみに手作りのマスクはママが作ったんだよ。

 

さて、いよいよ時間が来たのでアンフィシアターへ。

見よ!この天気! ずっと雨ばかり降っていたのにこの青空!

しかも暑くて湿気がすごい。

今回の席はほぼ中央とはいえ、一番後ろ。だから休憩時間のトイレは諦めなくちゃ。

とんすけ:ほら、笑ってすてら。記念写真だよ

すてら:私、この間来たわよ。

はしゃくとんすけに「ぬいぐるみの振り!」というのですが、少しの間しか持ちません。すぐに「ねえねえ、僕達宝塚を見に来た初めてのぬいぐるみじゃない?」なんて言い出す始末。

とんすけ:舞台との距離感わかる?結構遠いよね?

とんすけ:こうやってペンライトをふるんだって。こっちゃーんって言いながら。

姫:こ・・ちゃん?

とんすけ:えっと違う。怖い天寿さん。

ちなみにペンライトはこんな風で青・緑・赤・白と色を変えられます。

 

さあ、いよいよ1幕が始まりました。

せりあがって来た燕尾服の礼真琴が歌うのは「愛!」

まず感動したのは客席全体が青いペンライトの海になっていること。後ろからじゃなきゃわからない情景ですよね。そのペンライトが波のように音楽に合わせて揺れるのです。

そして後ろにはマグマがフツフツとした映像が・・この映像っていわゆるカラオケボックスに行った時、曲の後ろに出てくる映像なんだなあと。つまり舞台全体がカラオケボックスのようなものなのかと納得。

宝塚メドレーの口火を切ったのは瀬央ゆりあ。

このショーで何だか一皮向けたというか、おどおどした所が消えて「三枚目になりきって明るく弾けるのが自分の役目」と割り切った感じの「ハロー!ららららんらハロー!」でした。

祈ろう愛を」のボーカルを務めた天寿光希は貫禄十分(っていうか最上級生ですし)真ん中がよく似合う男役です。「セ・マニフィーク」では礼真琴と瀬央ゆりあのデュエットダンスを前に歌うので「贅沢な感じがする」と姫が申しておりました。

MCは全然期待していなかったのですが、礼真琴を必死に盛り上げる瀬央が面白くて結構笑えました。前回、私達が見た時にはしょっぱなから、カフスやらイヤリングやらを落とすハプニングがあり、それを希沙薫が華麗に拾っていくというような話をしていました。

上級生がやっぱり千秋楽の疲れがちらっと見える中で、下級生たちの元気なこと。

星組の下級生たちはキザるわ、客席へのアピールを欠かさないわ、やっぱりご教育がよろしいようでと思うシーンがいくつもありました。

星組結成88周年ということで、今年亡くなった峰さお理さんへのオマージュシーンもありましたが、昔のトップさんをドアップ映像で見られるのはすごくうれしい。

思えばいい作品を沢山やってたんだななと。(なんせ峰さんと言えば紫子のイメージしかないので)

その後のちらっと日向薫が出てきてその後は「忖度?」紫苑ゆうさんの「ワンナイトミラージュ」「心はいつも」を悠々と流され、またも姫は涙だったのですが、私は「白城あやかという人は絶対にアップになる人だなあ」と思った程度で。

懐かしさがないのかと言われると、現役で見ていたわけじゃないのでね。

むしろ「美麗猫」「夢は世界をかけめぐる」に「何でマリコさんはジュビレーションだけだったのにノルさんは2曲なんだよ」と腹が立ち、それから先、北翔君に至るまで、

そういえばノルさんの最後からタータン、安蘭、わたる・・・と新専科制度でひどかった時代だよね~あの頃の傷は思い出したくないよなあ」と妙な感慨を持つ始末。

みんなが大好きな「青い星の上で」だって、雪組が星組を占領しているんじゃないか?みたいな舞台だったし。「ラッキースター」もいい作品だったけど、何でここに彩輝直が?とかねったんが辛かった時期だなあとか嫌な事ばかり思い出すんだよね。

そういう意味では落下傘トップだったのに全然恨まれずに溶け込んでいた北翔海莉って人は偉大だったかもと。

「キラールージュ」に至っては「ベニーカムバック」みたいな感傷に浸り、「RAY」ではそんな歌があったこともすっかり忘れておりました。

「ノバ・ボサ・ノバ」も50周年で星組が初演という事で、抜粋があったのですが、まず真帆しぶきさんの迫力ある映像が目に染みました。

礼真琴の「シナーマン」は素晴らしくて、姫が「再演しないかな」と言いましたが、やるんなら藤井先生版じゃなく、ちゃんと草野旦先生版でお願いします。

 

そして「愛!」で1幕は終わったのでした。

 

 

 

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