そもそも、昼間のブルーインパルスからしてケチがついてた。
天気が曇っていて五輪がはっきり見えない。
開会式とは別に突如ブルーインパルスが出てきて・・・という中途半端さ。
開会式について。
国旗を持ってた高橋尚子の白のズボンだけ他の人と違っていたのは間に合わなかったから?
全体的に見て、あれだけスキャンダル続きで色々あったにしてはまともだった・・・けれど、どこにも「祝祭感」がなく、これはいくらコロナ禍であってもいかがなものかと。
ショーの組み立て、振付が全て中途半端で意味不明。
人数を抑える為、映像を駆使した所はすごいけど、その分生身の人達の存在感が消えたかも。
日本の五輪開会式・・・という感じがしなかったのね。
その理由は、差し込まれる映像の数々が世界中のもので、特に黒人に配慮しているんじゃないか?的な部分があって。
そもそも一人のアスリートがコロナでストップして、体中の血管が奮い立たせていくという、前衛的な演出はわかりにくかったと思います。
その後の森山未來のダンスも同様で、追悼の意味を込めたにしても何というか、そこにあるのは絶望感だけだったなあ。日本人の死者を痛むという気持ちの表現はこんなんじゃないんだけど。
真矢みき率いる江戸の大工さん達が五輪を作っていく過程はとても華やかではあったけど、タップダンスとアクロバット的なダンスだけというのは発想が狭すぎると。
こういう時こそ伝統的なとび職などが出てくるものにすべきだったのでは。
ショーの始まりも終わりも「え?もう終わり」状態でした。
オーケストラのチューニングのシーンも「ああ、また外国人選手達の映像か」と思ってしまいました。
さすがにゲーム音楽のオーケストラは素晴らしかったので入場自体はスムーズ。各国の衣装も楽しめたし。とはいうものの、マスクをしてないグループも目立ち、それは気になりました。
天皇がバッハと一緒に入場・・・これってありですか?
一人だけ普通の不織布のマスクって。こういう時くらいシルクの特別製とかないのかな。
それぞれの国がマスクで個性を出しているっていうのにね。
オランダ入場の時にちらっと写った天皇はうっすら笑ってカメラ目線。
ドローンの五輪マークと地球には誇らしい気持ちになりました。勿論、ものすごい数の花火も。
橋本会長は泣くし、バッハはIOCの宣伝しかないのか?って感じ。
そして天皇の挨拶があまりにもさらっとしていて、いつ終わったかかわらなかった。
ただ菅総理が慌てて立ち上がったのは見えてました。
海老蔵とジャズピアニストの意味は不明。
でもピクトグラムの演出は最も面白かったと言えるでしょう。
それと劇団ひとりと荒川静香の名コンビも。
聖火リレーに長嶋さんが出て来たのはびっくりだけど、見ててはらはらしました。
最終ランナーが大坂なおみって・・・いやあ。
確かに彼女は日本国籍だけど、ここはせめて本当の日本人にすべきだったのでは?
演出全体に「ブラック ライブズマター」運動に感化されているような気がしてなりません。
多様性だからっていっても、開会式が行われているのは日本なのだし、もっと日本という国や景色を出すべきだったのでは。
差し込まれた「イマジン」もアフリカの女性から始まっているし。
これがグローバルな開会式なのかしらね~~~意味不明。