本題に入る前に。
まず「海棠」についてですが、確かにバラ科のリンゴ属ですが私が言いたかったのは、数々のドラマの中での「海棠」の扱いが桜のようだという事なんです。
奈良時代なら「梅」が一番だったかもしれませんが、今、日本人が最も好きな花は桜ですし、海棠が満開の雰囲気は桜のようです。
愛新覚羅溥儀の弟溥傑夫妻は、戦後は中国で暮らしましたが家には大きな花海棠の木があったと言われています。その意味は「梅」でも「薔薇」でもなく、何となく浩さんの故郷日本の桜を思わせるからだったろうと思っています。
また学習院の日本語学科についても、私が言いたかったのは実際の日本語学科がどういうものかというより、なぜ愛子内親王はそこに入ったのかという事です。
いわゆる「歴史好き」なら史学科へ行けばよかったのに。
しかしながら、学習院の日本語学科は帰国子女や外国人にも門戸を開いていると書いています。基本的な日本語の歴史から文学を紐解く崇高な学問である事は確かでしょう。
だったら内親王はその原点でもある「和歌」をきちんと作らなければならない筈ですよね。
個人的に、天皇家と学習院側で折り合いをつけたのが「日本語学科」と思っています。
なぜなら出席日数だけでも内親王は大学進学できる立場ではありませんでした。
今、アンチや左翼は悠仁親王が筑波に入れば「裏口」と騒ぎ立てていますが、愛子内親王こそ裏口中の裏口で、本来なら学習院女子大への進学がせいぜいと思われます。
現に三笠宮家の女王は女子大に入ったりしています。しかし内親王は試験を禄に受けておらず、出席日数もないのに偏差値72ばかり一人歩きして、それでもぎりぎり2月になって大学への進学が決まりました。
学習院なら裏口でも忖度でも何でもいい・・・というのは学習院に対して失礼ではないかと私は思うのですが。
多分目立たない・・・出欠に拘らないで行けるのがそこしかなかったんでしょう。
他の日本語学科の方がそれを認められるとか日本語学科がそうであると言っているわけではありません。
ただ愛子内親王の場合、他の学科は受けられなかったという事です。
さて、今週の女性セブンだったかな。
「雅子様ついに決断。愛子に天皇の自覚を・・・・」というタイトルが付きました。
またテーミス1月号には「愛子内親王擁立へ宮内庁が動き出した」とタイトルが。
どちらも今の所、訂正がないので宮内庁や雅子皇后側からするとこれらは気に入らない記事でもないし誹謗中傷でもないという理解なのでしょう。
また、成年式の愛子内親王のドレスのジャケットがテーラードカラーだった事を「雅子さまに敬意を表してだったのでしょう」と書かれています。
私は本当に驚くと同時に「皇室の内部崩壊」を見ている感じがして嫌な気分になりました。
どうして、マスコミはそこまで「雅子様」を上げ報道し、忖度するのか。
そもそも、皇位継承権のない愛子内親王がなぜ天皇になれるのか、それをなぜ雅子皇后が決めるのか。なぜ宮内庁が雅子皇后に忖度して動くのか。
あまりにもおかしくないですか?
皇統は何によって決められるのか
それは皇室典範です。
皇室典範には
天皇の子供・孫・・
男子であること
これが決められています。
週刊誌は「皇室典範なんて明治以降に決められたもの、江戸時代までは女帝がいたんだから愛子様だってなれる」と書きました。
江戸時代までがどうとか関係ないんです。
今の法律が大切なのです。
そんな事を言い出したら戦後の憲法も民法も「意義なんかない」って言われたらそれまでじゃないですか?
「ジェンダー」がどうのこうのという思想もありません。
天皇の子や孫で男子でないと天皇になれないのです。
天皇の子や孫に男子がいなかったらどうなるか?
過去の天皇に遡って男子を見つける
のが正しいわけです。
「天皇の娘なんだから天皇になれる」という考えはないのです。
でも、私はマスコミの報道の中に感じるのは愛子内親王が天皇の娘であるという事実よりも「雅子さまの娘だから天皇になれる」と思い込んで書いているんじゃないかということ。
何でそんな事に?
これには上皇夫妻が関わっています。
昭和の時からそうでしたが平成になっても「美智子様」のネームバリューは一番。
平成後期になると何でもかんでも「美智子様の決意」「美智子様の慈愛」と書くようになります。
大事な物事を決めるのは常に「美智子さま」だというわけですね。
今だってそうですが「美智子さまは陛下の娘である愛子さまを天皇にしたいとお考えです」と堂々とマスコミに書かれています。
なぜ美智子さまは愛子内親王を天皇にしたいかと言えば、徳仁さんの娘だからなんですけど。でも美智子・雅子・・いわゆる「母」の思いの方が典範より重いとマスコミは解釈しているのです。
ではどうして「雅子さまの娘」であれば天皇になれると考えるのか。
それは
雅子さまは元々ハーバード大を出た才媛
雅子さまは外交官だった
雅子さまは成績がよく偏差値が高く語学力が高い
要するに「頭がいい女性」だから「皇太子妃にふさわしい」「皇后にふさわしい」と言われたわけです。
(実際はハーバードは父のコネ、外務省職員であって外交官ではなかった。語学力の高さを示す証拠は一つもない)
そんな雅子さまの娘である愛子内親王は
偏差値72
とても成績がよく頭がよい
語学堪能、文章力がすごい
リーダーシップがある
って事なんです。頭のいい母から生まれた頭のいい娘ゆえに天皇になれば「皇室外交」に貢献するだろうと・・・マスコミの論調はこれです。
残念ながらここに父である天皇の姿は薄くて消えそうです。
今や皇室を支配しているのは雅子皇后で、雅子さまの気持ちが乗れば公務もするし、人とも会うけどそうでなければ一切出てこない。
では
天皇の子・孫
男子
はいるかと問われれば、それは秋篠宮殿下と悠仁親王です。
ところがマスコミは「秋篠宮家は皇室に反抗的」「自由過ぎる教育」で皇統にふさわしくないと言うのです。
・眞子内親王・佳子内親王の進学先がICUだったこと
・悠仁親王がお茶の水大学付属であること
・眞子さまが小室圭と結婚したこと
この3つを持って「皇統にふさわしくない」というのです。
おかしくないですか?
何でそんなに学習院に拘るのか。
「愛子内親王の20年」を読めばわかる通り、最初に「学習院なんかいかせない」と言っていたのは雅子妃の方です。
幼稚園も慶応だ青学だと散々言われたけど、全部お断りされ、留学も出来ず。
結果的に学習院に入学するも「いじめ事件」により、学校と雅子妃の立場が大逆転し2年かけて雅子妃は学習院を自分の思い通りの「忖度」学校に仕上げてしまいました。
学習院の売りは「皇族が入る学校」ですから、そこを内親王や親王が避けたとなれば、名誉に傷がつく。そこを突いたんです。
「学習院にずっと通わせてやるから不登校でも成績不良でも大学、大学院まで行かせろ」と。
秋篠宮夫妻はお二人とも学習院育ちで母校に愛着がないわけがない。
紀子妃は常盤会お墨付きの妃殿下でしたし。
それなのに結果的に学習院から離れなくてはいけなくなったのは、一重に愛子内親王が入学し、「学校の在り方」を変えられたからです。
それを「(皇族のくせに)自由過ぎる」と斬るマスコミは狂っています。
自由過ぎたのは「叱らない子育て」を徹底的にやりまくり、学校と学友に迷惑をかけまくった天皇一家です。
秋篠宮家程、厳しく子育てをした家庭はないでしょう。
もし、愛子内親王が生まれていなかったら、もし皇太子妃が雅子妃でなければ、宮家への誹謗中傷もなく眞子様も佳子様も悠仁親王ものびのびと学問を追求出来た事でしょう。
特に眞子様はPTSDを患う程心を傷つけたりしなかったと思うし、佳子様も好きなスケートやダンスを続けられたかもしれない。
話を戻しましょう。
「優秀な雅子さまの娘だから天皇にふさわしい」と言われている愛子内親王。
元明天皇と元正天皇を例に挙げて「女帝が娘に継承させた事例もある」とか書くマスコミ。
へえ、じゃあ雅子さまは「女帝」なのか?
今や徳仁天皇よりずっとずっと上の立場にいて偉くて権力があって誰も逆らえないんだあ。
何でそんなに権力があるんだろう。
そりゃ背後に「小和田恒」「大鳳会」「共産党」「某学会」というお金があって、手段を選ばない人達がいたら、お金をばらまいてどんなことでも「誣告」出来ます。
結論。
皇統を決定するのは
・天皇の子・孫・・・
・男子
である事であり、優秀さとか成績は関係ありません。
もしそんなものが関係あったら確実に徳仁親王は天皇になれなかった。
無論、上皇もそうです。
「血筋」が全ての皇室をヨーロッパの王室になぞらえるのもナンセンスです。
ヨーロッパでは王室が国民の人気を保っていないと、明日にでも「王室なしでいい」という結論に達します。
もし、雅子妃がイギリスの王太子妃だったり王妃だったらハリーとメーガンくらい嫌われて「王室反対派」が大勢を占めて王室はその歴史に幕を閉じるでしょう。
そうならないようにケンブリッジ一家は頑張っているんです。
サセックス公爵やヨーク公爵のスキャンダルを何とか払拭する為に働いているようなもの。
日本は「天皇」という存在意義を知らない人が多いし、自分には関係ないと思っているから、だからこそ徳仁親王が皇位を継承出来たし、雅子さんも皇后になれたのです。
そんな分際で「賢さ」「社交術」を駆使して一年中働きづめの秋篠宮家を皇統から追い出そうなんて100年早いわ・・・と言いたいです。
日本人は雅子皇后の真実に目を向けるべきです。
彼女の人生がどれ程「嘘」にまみれているか。
本当は語学力もなければ社交術もなくファッションセンスもなく、何より「空気が読めない」人だということを。