ご日程
両陛下
5月27日・・・天皇陛下 → 通常業務
5月31日・・・天皇陛下 → 通常業務
6月1日・・・天皇陛下 → 旬祭
両陛下・愛子内親王 → 養蚕(ご給桑,上蔟]
皇嗣家
5月26日~27日・・・・殿下 → 栃木県訪問
2022年度日本動物園水族館協会通常総会」
道の駅那須高原友愛の森工芸館視察
那須どうぶつ王国視察
5月30日・・・両殿下 → 北マケドニア外務大臣に会う
「千鳥ヶ淵戦没者墓苑拝礼式」出席
外務省国際法局長から進講を受ける
6月1日・・・両殿下 → JICA海外協力隊令和4年度第1次隊派遣隊員に会う
しつこいようですが、「養蚕」というのは昭憲皇太后が始めた「富国」の象徴の行事です。
衣服を織る糸を吐く蚕はどの国でも大事にされると思います。
昭憲皇太后は蚕を自分の子供のように大事にされたと聞いています。
それが貞明皇后、香淳皇后、上皇后に受け継がれ「皇后単独の儀式」として定着した筈でした。あの韓ドラですら養蚕の儀式は王妃が行う最重要行事とされているわけです。
確かに過去において上皇后の養蚕を眞子内親王・佳子内親王が積極的にお手伝いをしたという話は伝わっています。しかし、それはあおくまで「お手伝い」の範囲で「公務」ではないのです。
今回、ここに本来養蚕には全く関わらない筈の天皇と、内親王がついてきて一家で「養蚕」と楽しそうに行っていたと報道されました。
天皇は蚕の歴史などに興味があり、内親王は皇后の養蚕を引き継ぐのなんのと書かれています。しかし、養蚕は社会見学ではないし、趣味で行っているものではない。
昭憲皇太后が始めた意図は、あくまで「皇后」の行事です。
天皇一家が養蚕を行ったと言えば「男女共同参画」という21世紀にふさわしい、令和風と言われるかもしれません。
しかし、これって本当にそうでしょうか?
せっかく昭憲皇太后が皇后単独の儀式を残してくれたのに、そこに天皇を介入させるという事は時代に逆行するような気がします。
平成の終わりにも上皇后は上皇を伴って養蚕をなさいました。これも微笑ましいと言われたけれど、果たしてそうでしょうか?
皇室においては天皇が頂点です。あくまで皇后は一歩下に控える存在です。
しかし平成の世から頂点には皇后が立ち、その意のままに天皇が動くようになりました。
このような事は「皇室」にとって好ましくないし、将来の継承においても好ましくない。
偉大なるオスマン帝国がどんどん潰れて行ったのも、清朝が滅んでしまったのも、妃が皇帝を操るような事をした為です。
これによって何が起こるか。
天皇の象徴性が失われ皇后の陰に隠れるようになります。
皇后の意のままに伝統は破壊され、拡大解釈され形を変えていき段々国民の支持を得られなくなっていくのです。
養蚕が継承されるのは紀子妃であり、悠仁親王妃です。
その辺り、天皇も皇后もまるっきりわかっていなくて、「養蚕」を私物化し個人の趣味に貶め本来の意義を失くしているのです。
しかも養蚕を行った時間が夕方6時です。
公務員は5時までの勤務ですよね。6時なら残業しなくてはならないし蚕の食事の時間だって違ってくるかもしれません。
相手の都合を全く考えないで自分勝手に動く様を、養蚕所の方々はきっと冷たい視線で見ていたことと思います。
そういう空気に気づかないまま、きゃっきゃっと声を上げて蚕に桑の葉を上げたり、質問したりする天皇一家。もう完全にどっか行っちゃってますね。