うちはスカパーに入ってないので「山里亮太の宝塚男子になってもいいですか?」を見たことはないのです。
でも、イベントがあると言う事で申し込んだら夜の部が当たったので姫ちゃんと行ってきました。
ここは六本木ヒルズのハリウッドホール。
メイ牛山なんて名前懐かしすぎてねえ~~~あのおばあちゃんの写真を見て「ああい、いたわ」みたいな感慨が。
本当は昼の部を見たかった姫ちゃん。だって天寿光希が出るから。
でも昼の部は取れなかったのでしょうがないね~~て事で。
でも、紅ゆずると綺咲愛理のコンビ復活にひたすら目が輝いてしまったし、すごく感動もしました。
紅ゆずるは研1のあーちゃんに目をつけ(可愛いなあ~~絶対に上に来るで)と思い、わりと口うるさくご注意をしていたようです。
あーちゃんは「ロミジュリ」(2010年)の時の稽古場でバルコニーの代わりをさせられて小池先生に怒鳴られていたんだとか。
多分その頃から紅さんとしては印象に残っていたんでしょうね。
で、コンビになると分かった時、「自分は何があってもあーちゃんを護る」と思ったそうで、またそれを口に出して言ったそうです。
紅さんの理想のコンビは大地真央と黒木瞳で、黒木瞳が散々テレビで、「虐められていた時に大地さんに助けて貰った」話を聞いていて
「男役社会の中で娘役を護るのは男役しかおらへん。だから何があってもあーちゃんを護る。あーちゃんへのクレームは私へ」と言ったそうで。
そんな事はよくわかってなかった綺咲愛理はひたすら緊張して、引っ込み思案で紅ゆずるがどんどんと心のドアを叩くのに中々開こうとしなかったらしい。
でも紅からの度重なるアプローチに心を許すようになって「何でも言える間柄」になったんだそうです。
「スカピン」の稽古場で「ジャン・ルイ・ファージョンの時にプレゼントした指輪をしていたあーちゃんを見て「夫婦なんやから指輪買う」って言ってバレンタインデーに買いに行き、「これから結婚するんで婚約指輪を下さい」と店の人に言って引かれた話とか。
二人で食事に行ってお酒が入るとそこで芝居がの稽古がスタートして、それを翌日にまとめるとか、真夜中にマッサージに一緒に行った話など盛りだくさん。
特に、さよなら公演の大劇場と東京宝塚の間に宝塚ホテルで誕生日パーティをやってもらって、で、帰りに人気のない廊下で二人でさよなら公演の稽古してたら、ホテルの従業員が通りかかって「ジェンヌさん?」って聞かれたとか、その従業員の妹もジェンヌだよって言ったけど、そのすぐあと、先輩従業員に「星組の紅ゆずるや」って言われて恐縮したこととか。
何より感動したのは、東京千秋楽のデュエダンのラスト、紅ゆずるの「ありがとう」にあーちゃんが見事に崩れて、慌てて紅が支え、それで先にあーちゃんは銀橋からはけたけど、そのあと気になって気になって舞台スタッフに「あーちゃん、見に行って」と頼んだそうです。
あーちゃんの方は、袖に引っ込むなり「もういやや!」って大泣きしながらパレードの用意して、天寿光希に「大丈夫、歌える」と必死に励まされていたとか。
トップコンビって、そうそう親しい間柄でなるものではないですよね。
紅ゆずると綺咲愛理の学年差は8年。
「娘役が1歩引くとか2歩ひくとかいうけど、それは違うと思う。一緒に並んで歩いて行くべき」と言って、芝居でもショーでも事細かにお互いの意見を聞いてすり合わせていく。
綺咲愛理が自分のところに飛び込んできてくれるのが大好きで、そういう振りをつけて下さいとお願いしたとか。
「ぱっとコンビ見たら仲いいか悪いかすぐわかる」ってがははと笑っていたけど、確かにそうだよね~~
「視線合わせないのがわかるもんな」とも。
そうだよ。すぐわかるのよ。うまく言ってるかいってないか。
それ、礼真琴と舞空瞳に言ってやって欲しいわと心底思いましたから。
「仕事として割り切るのではなくプライベートもさらけだそう」みたいなことが嫌な人もいるとは思うんです。
でも、トップコンビってやっぱりプライベートでも「大好き」っていうのがわかる方がファンは嬉しいんですよね。
他にもにんにくの臭いをぷんぷんさせてる紅ゆずるとデュエットダンスの綺咲愛理が散々壱城あずさに「におうやろ。ちゃんと文句言ってええねん」と言われたけど、本人的には全然気にならなかったとかね。
イベントが終わって、去る時も最後に階段を降りるあーちゃんを気にしている紅ゆずるの紳士的な態度にさらに感動したり。
遠い昔のようだけど、いつまでもこういう風でいて欲しい。それを裏切らない二人だなあと私は思いました。