何だかもう本当に嫌になるなと思います。
遺族側と歌劇団が11月24日に会って話した事は以下の通り
遺族 「遺族側代理人は歌劇団側に、女性へのパワハラを認めて謝罪、補償するよう求めた上で、パワハラを否定したまま問題を解決することはあり得ない」
娘は虐められて死に至らしめられた。死ぬしかない状況にしたのは歌劇団と上級生でしょ。アイロンでヤケドさせた天彩峰里と「マインドが足りない」と言った松風輝らに遺族の目の前で謝罪させて、ついでにお金も払え
歌劇団 「現時点で特定のパワハラの存在を認めていない」
「調査報告書にこだわることなく、遺族の主張を真摯に受け止め、引き続き協議したい」
パワハラはないです。でも何とか落としどころをみつけましょう。
そして文春やワイドショーは、一時期の「長時間に及ぶお稽古」を「超過勤務」と呼んでそのせいで鬱状態になって自殺したんだから、歌劇団が悪い。新人公演やるのが悪い。生徒が悪い。異常な世界だと言い募るわけです。
正直、自ら死を選んだ人を「被災者」と呼ぶ事に私は違和感を持っています。
あちらの弁護士は遺族の意思通り「何が何でも謝罪して補償」を求めるだろうし、歌劇団としてはそれを認めるわけにはいかない。
パワハラ・・・何を持ってそうだと言うのか。歌劇団としては証拠がないと思っているんですね。録音したものがあればともかく、本人の母へのラインだけでは一方的な言いがかりにしか見えない部分が多々あります。
一番いいのは、最も身近にいた一禾あおに事情を聞き取りし、日記やメールの類とか日常会話をつぶさに出させて「これはパワハラにあたるか」「これはいじめか」と検証していくしかありません。
ミヤネ屋は(本当にしつこくて馬鹿)「何で第三者委員会に委ねないんですかね」とか言うけど、それって「性悪説」を取り、最初から生徒達を悪者として見て結果を出そうとするわけでしょ?
そんな事、受け入れられるわけがない。
組子はみな若い女性であるという事に対してさっぱり配慮がないよね。
そういう風に書くと「亡くなった人に失礼」とか「亡くなった人に対してよくそんな物言いが出来ますね」とか荒らしが来るんですけど、誰が「あなた、飛び降りて死んでよ」って言いましたか?
誰かに言われて死んだのなら、それは自殺ほう助とか殺人とかになるけど、新人公演組はみな20代前半の女の子達で、稽古に忙しくてよその人の事を考える暇があったとは思えないんですよ。
仮に「103期に逆らった105期」というのがあるのだったら、聞き取りは105期でいい。
なぜ長に逆らったのか、なぜ長の言う事を聞かなかったのか。
そういう事を裁判で争えばいい。
そうしたら亡くなった子が実際、何をどう言ってたかわかると思うんです。
96期の虐め事件では、ラインが流出してましたよね。それで裁判になってさすがにラインを公開してた子は入団せず。でも何人もの首謀者が入団し、結果、ありえない扱いを受けた事も事実です。
そのせいで音月桂のお披露目が台無しになった・・という人もいますよ。
今回もそうやって「証拠」を出して裁判すればいいですよ。
アイロンの怪我も、何人もの人が目撃していた筈なので、虐めと思われる程のものだったのかと争えばいいです。
でも、これ以上の休演は、「宝塚潰し」側に利を与えるだけなのでダメです。
何とか普通に公演し、普通にお稽古に入って、その中で各学年ごとにどういう所を訴えていきたいか、辛いところ、ああいわれたこういわれた傷ついた等々、オープンにまとめて上級生や歌劇団に提出し、釈明させるなどが必要ではないかと思われます。
宝塚歌劇団というのは、生徒達が永遠にいられる場所ではありません。
どんな人気者のトップでも、いつか去る日が来る。
トップになった瞬間から砂時計が落ち始めているわけ。
他の生徒達も、入団した時から砂時計が落ち始めているようなものです。
それでも、二度の震災やコロナ禍により、度々その時間がストップし、それでも砂時計は落ち続けていて、結果、悔いを残しながらの退団もあったろうと思います。
そういう特殊な事情を抱えている場所ですから、これ以上の休演はもう許して欲しい。
宙組を潰しても芹香斗亜のトップ時代を潰しても亡くなった人は帰って来ないでしょう。
遺族の「あり得ない」という言葉の裏に潜む、劇団への激しい怒りと恨み。
ワイドショーで毎日責め立てられ、ある事ない事いわれるよりは、きれいさっぱり裁判で誰が何をどうして、何を言ったのか明らかにしてほしいです。