本題の前に。
「悪質ホスト」について被害者支援の人達が外国人特派員協会で記者会見したそうですね。
「恋愛詐欺商法を使い、『この娘ならあそこに売れる』『このぐらいまで稼げそう』という想定まで立てて、国内や海外の風俗へ行かせている」と指摘。「女性たちをマインドコントロールしている。カルト宗教の霊感商法とまったく同じ手法だ」
「まったく自己責任の範疇を超えている」
と、本当にホストが「悪」一辺倒で、記者達に「自己責任では?」と答えたら「新興宗教みたいなもので、自己責任の範疇を越えている」とか言って親を庇う。
私はそうではないと思います。
キャバクラはいわば接待の場、男が男であると優越感を感じられる場所なら、ホストクラブは泡のような「愛」に溺れる場所です。
様々なオタと同じで、いわゆる特定のホストのオタになって、「金でしか買えない」事はわかっていて自己犠牲に生きる女性達なんですよ。
これは宗教ではなく、限りなく「承認欲求」の表れだと思います。
今の子供達っていうか、若い人達は「愛され感」がない。
親達は頑張って子供を庇護し、愛しているつもりだけど、本人達は「愛されている」満足感がないので、ホストにはまり、トー横に集う。
確かに「売掛」を持ちかけるホストは悪質ですが、そこをやめても、結果的にホストにはまる子ははまるって事です。
言って欲しい事を言ってくれるとか、一瞬でも気分を上げてくれるとか、親はそこまで面倒見切れないでしょ?
あとは自己責任で「金銭感覚」を身に着けるしかない。
日本は買春は禁じられているのに、こんなにも身を売る場所があり、摘発されないのもおかしいわけで。ホスト問題以前ではないのかと。
本当にお金を稼ぐ事が出来なければホストに通う事も出来ないんですから。
犯罪に手を染めてまで大金をつぎ込むなら、それってギャンブル依存症と同じでは?
2・5次元の売れない俳優などに大金をつぎ込む人もいる。
そうならざるを得ない寂しさというものが、ほんの少しはわかると思いますが。
本題。
宝塚110年記念式典なし
宝塚110周年運動会なし
宙組は3月まで上演予定なし(別箱全部中止)
新人公演は東京のみ
花組初日を1日遅らせ1回公演に
これが労基署との話し合いの結果「過密スケジュール」の見直しで出て来た事なんでしょう。
モンスター弁護士&遺族のお蔭で、どんどん歴史が踏みにじられて行ってますね。
運動会は実は戦前からあって、演出家も含め運動場みたいな所でやっていました。
宝塚少女歌劇団はあくまで「生徒」ですから、学校のように運動会が開かれていたんでしょう。それがいつしか10年に1度の節目に組対抗になり、音楽学校生や専科を入れて、玉入れとか(今時やってるところある?)綱引きとか椅子取りゲームとか・・でも一番は組対抗のオープニングですよね。
そして「式典」もまた節目にやって、OGも沢山呼んで祝舞を踊って、全員で歌ってみたいなイベントですね。110周年記念作品もあったでしょうし。
それがぜーんぶ「過密」と言われたらもうどうしようもありません。
私が今一番気になっているのは、自宅待機を命じられている宙組生です。
半年も仕事が出来ないなんてありえます? ネット情報によると新人公演クラスの下級生達が嫌がっているとかいう話も聞きます。今までの事に対する不信感に加えて、何をするのも嫌なのかなと思うけど、だったら退団して新しい道を切り開けばいいと思う。
モンスター弁護士のしつこい「ヘアアイロン事件」と「これがパワハラ?」という項目を見ていると、社会に出たらこんなものでは済まないのに、その度に死んで復讐するのか?と言いたくなります。
今の20代はあまり叱られ経験がありませんよね。
「褒めて育てよう」という教育方針のもと、親も叱らない、先生も叱らない。褒められて当然。むしろ相手がこっちの気を引き立てるのが当然と思っているんでしょうか?
勝手に孤独を募らせて「あの人のせい」「この人嫌い」なんて、傷つくんだなあと。
何度も申し上げますが、ジェンヌのジェンヌとしての命には限りがあります。
それを無駄に消費しないで欲しい。ちゃんと舞台に立たせて欲しいです。
「喪」も半年必要ですか? トップ以下を殺人者のように言うのが「是」なのですか?
モンスター弁護士川人さん、あなた、いい加減に遺族を引かせないと自分の名誉を貶める事になりますよ。
そして女性週刊誌。
まあ、毎週毎週秋篠宮家を叩き、天皇家を妄想であげあげしているけど、今度は妄想で宝塚を貶めるって?
週刊女性によれば「いじめ体質は星組出身者から」という事で、凰稀かなめから始まっているとかいうのを書かれていて、頭に血が上る程怒りました。
宙組は
凰稀かなめ → 朝夏まなと → 真風涼帆 → 芹香斗亜と来ているのですが、朝夏まなと以外は星組出身なのは確かです。
凰稀かなめの時に相手役だったのは北川景子が崇拝する「みりおんさま」こと実咲凛音。
凰稀かなめと実咲凛音が不協和音だったのは何となく知ってます。でもプロとしての仕事はちゃんとしていたし、凰稀かなめ自身「下級生には厳しくした」と言ってます。
それを週刊誌が勝手に「いじめ」と決めつけ、実咲凛音を壁に立たせて靴を投げつけた?
それ、どんなドラマだよ。昭和のドラマじゃん?って感じです。
最終的に、その元凶は「柚希礼音」から始まったような書かれ方をしてさらに激怒しました。
凰稀かなめを星組出身者というのは、宝塚を知らない人の言うことで、彼女は正確には雪組出身者です。
水夏希時代にアクア5の一番下っ端でいたのが彼女。人気があって見た目も綺麗で、有望な男役でした。なぜ星組に行ったのかはわからないけど、星にいたのはほんの数作。
あっさり宙組に組替えしてトップになりました。柚希礼音とは1期違いですから、むしろ「なあなあ」の方で組風が崩れているんじゃ?と思った事もあります。
とんとん拍子にトップになった彼女は、これまたとんとん拍子で退団して。
真風涼帆との関係なんてほとんどないし。芹香斗亜だって早い時期に花組に組替えしているわけだから、お互いが交じる時期はほとんとないのです。
にも関わらず「星組出身者」だからって「いじめ体質」と週刊誌が書くのは、星組が「体育会系」と呼ばれる組だからでしょう。
そして今回の事件で一番影響を受けなかった組でもあります。
だから巻き込みたかった?
壁に立たせて靴投げるなんて今時の人はしないわ。
っていうか、そんな暇ありませんって。
こうおう誹謗中傷を受け、それを真に受ける人がいるのも確かで、ゆえに「宝塚」=いじめ
ってイメージを付けられるのは名誉棄損ではないですか?
凰稀かなめも真風涼帆も裁判を起こしたらいいと思います。
実際にセミプロなどの舞台製作に関わった者からすると、モンスター弁護士のいう「パワハラ」は外の世界の方がすさまじいですよ。
脚本家が一番虐められて、どんどん作風を変えられる。
売れているわけじゃないのに「私、こんな役出来ない」とかいう役者は多い。
演出家に至っては予算を食いつぶす程、毎日飲み食いする。
東宝だって、上手な人なのに「あの人は潰された」とかいう話がよく聞いてきました。
つまり、芸の世界では感情的になる事もしばしば、激高する事もよくある。
その上で舞台が成功したら勝ちだし、観客が入らなければ負けなんです。
新人公演の長の長が「まつげ5枚って言われた。パワハラ」とかよそで喋ったら馬鹿にされたでしょう。ヘアアイロンも同じ。本人、わかっていたからお母さんにしかLINE出来なかったんじゃないですか?
「自死」というのは、突発的とか衝動的にするものではありません。
長年積み重なったものが爆発する時がある。ゆえに、2年前ではない。本当は5年前、もっと言えば受験前から「内包」する問題があったと言う事ですよ。
でも、それは自分で乗り越えなくてはならない問題でした。
こんなに強硬に「謝れ」ばっかり言ってると、今度は残った双子の妹がどんな気持ちになるか、何をするか。そして「パワハラ上級生」と呼ばれる人達の心の傷の積み重ねが、後々何を起こすかわからない。
ファンだって同じです。
「いい加減にしてよ」です。
世の中がさかさまになっている令和。
頑張っている人が誹謗中傷され、「自己責任」を負うべき人が「被害者」にされる。
こんな世の中は本当におかしいと思います。
あまりにも後手後手になっている歌劇団は、優秀なネゴシエーターが必要なのでは?
モンスター川人ごときを論破出来ないって変でしょ。
雪組が突如休演した時から「脅迫されてる?」と思っていたら、本当に複数の脅迫文やメールが届いていたんですね。
何で逮捕しないの?大っぴらに報道して「公演の安全」を確保しなさいよ。歌劇団。