毎日忙しく朝から晩まで働き、テレビはほとんど見ない人からすれば、松本人志の件なんぞどうでもいいわけで。
何でそれを夕方や夜のニュースで大々的に報道するんだろう。
そんな事より、アメリカの大統領選の方が大事だし、ドイツを始めとするヨーロッパの農民一揆の詳細が知りたいし。
何で毎日毎日お笑い芸人ネタなのか。
文春はジャニーズの件が色々取り上げられて自分達は正義の味方だと勘違いを始めたようです。基本的には「ゴシップ雑誌」「三流」でしかない事ははっきりしているのだけど。
私がこの雑誌に関して特に嫌なのは
「ネタを募集」している事です。
文春砲が出た時に「情報を提供して下さい」という。
そうすると、お金が貰えるのか、嘘かほんとかわからない情報提供が来る。
半分以下は嘘だけどさも100%本当の振りして記事を出すという点です。
なぜ「情報提供」を求めるのか。
自分達の足で探せよと言いたい。
さて、件の松本人志の件ですが。
私はお笑いはみないし、ダウンタウンにも興味ないし。
だけど割とまっとうな事を言ってる彼がターゲットにされた裏には「ネトウヨ潰し」とかいうのも含まれているのではないでしょうか。
事件は2015年に起きたんですよね。
さる場所で飲み会するのに、素人の女性を呼んでことに及んだ。松本人志はこの時、女性にすごく怖い事を言ったとされているわけですよ。
私達は「ついに吉本にまで来たか」と思ったものですが。
松本人志は「事実無根なので戦う」と言い、実際に「名誉棄損」で文春を告発しました。
彼は裁判をする為に芸能活動を中断し、また一緒にいたお笑い芸人も一人活動休止に追い込まれています。
アンミカはサンデージャポンで
「知らない男性に触られたり、するの、嫌なんです。でも嫌といえないんです。怖くて」
だから今の時期の告発になったのだろうと予測していますが。
前日も書いた通り、この事件が起きたとされるのは2015年。平成時代ですよ。21世紀。
それをまるで昭和の出来事のように語るアンミカに腹が立ったんですね。
余談ですけど、こういう事が出てくると必ず「昭和」が悪者にされてしまう。
「昭和と違う。昭和的な考えではダメだ」と。
でも・・・昭和なんかもっとすごくて、政治家とか大物芸能人などはちゃんとプロから選んで愛人にして「2号さん」にし、家を与え生活費を与え。そうやって女一人で生きた人も多いですよね。
アイドルには必ずグルーピーとかいうのがついていて、何をされても事務所がお金を握らせて黙らせていた。
北野たけしが「せこい」と発言したのは、松本人志の飲み会の後、女性に渡したのがタクシー代3000円だったという話を聞いてですね。
つまり昭和にはれっきとした、いわゆる「高級」な愛人が存在していたということで。
それが昭和の末期あたり、宇野総理の時に芸者が「セクハラ」を訴えた事で数日で辞職。その後はすぐに亡くなりましたね。
あの時はいわゆる花街から「秘密保持厳守」しない芸者はルール違反と言われ、女性の方も相当叩かれました。
平成になると、そういうプロの女性ではなく、素人の女の子が平気で芸能人にくっつくようになった。
つまり、芸能人の格落ちというか、「近寄りがたい存在」から「あわよくば恋人」的な感じになってきたんじゃないでしょうか。
そして2024年の現在。
たとえ恋人同士でも「同意」がなくキスしたらセクハラになると言う事で、ますます男女の仲は溝が深まっている状態なんですよね。
私が言いたいのは
2015年の件は犯罪ではない
という事です。もし、雑誌に書いてあるような事が本気であったら、女性も母親も警察に駆け込むんじゃないですか。それくらいの事されてる筈ですよ。
だけど警察にも行かず8年も寝かせていた。犯罪ではないのです。
文春はこのような「犯罪」ではない、だけど道義的には、あるいは、色々な考え方をする人から見たらどうかというような事件をあえて取りあげ、まるで小説のように書くんですね。
犯罪立証できないのに、本人と回りの人の社会的地位をずたずたにする
ジャニーズ・・性加害の件は当事者とその姉が亡くなって何年も経ており、犯罪を立証できないのに、なぜか当事者の姪が全責任を負い、さらに事務所の最年長に過ぎなかった東山紀之氏が後処理の為に芸能界を去るというおかしな流れになりました。
執拗に「知らなかった筈はない」とか追及するマスコミに、当時、少年だった彼は答えようがないのに、責任は自分にあるような口調になって今にいたります。
文春は50代にして精進を怠らなず、数々の成功を収めてきたエンターティナーを芸能界から放逐したのです。
猿之助・・・これこそ完全なプライバシーであり、単に相手方の復讐をしたという形なのに一家で自殺する道を選び、一人残った彼は俳優人生をなくしました。
宝塚・・・有愛きいの自殺の原因は文春による「ヘアアイロン事件」と思われますが、これ一つで宙組や宝塚を活動休止に陥れ、未だに解決ならず。根拠のないパワハラ事件などをまだ告発しています。宙組のトップやその回りの人達に精神的なダメージを与え続けている現状です。
文春はその「ペン」というファシズムで、殺したい人を殺す力を持っている
人というのは愚かで扇動されやすく、「火のない所に煙はたたないからね」なんて街頭インタビューで言わせて、さもあったかのような印象操作をするのですが。
そもそも週刊文春という1雑誌に、根拠のない古いネタを昨日始まったかのように書き、当事者やその周りの人達を社会的に抹殺する権利、ありますか?
2015年の件も、女性側から見た事と、男性側では全然意見が違うし、実際本当なのかどうなのか、私達は永遠に知ることが出来ません。(知らなくていいけど)
そもそもお笑い芸人の過去の醜聞を暴く事によって、その人と、妻や子供を集団リンチにかける必要性はありますか?いや、そんな権利ありますか?
文春は「自信がある」と言ってるけど「事実です」とは言ってないし、裁判沙汰も必要経費らしく、それでも雑誌が売れればいいと思っているのだから、怖いものないですよね。
言論の自由で人を傷つけてもいいのか
何かっていうと「言論の自由」が取りざたされますが、言論の自由というのは「相手を傷つけない限り何を書いても言ってもいい」という事で、相手の社会的地位を奪い、収入を奪い、活動を奪い、精神を壊していいものではないでしょう。
むしろ、文春の「ペン」にこそ虚偽という犯罪性があるのではないでしょうか。
芸能人、歌舞伎役者、お笑い芸人、アイドル。彼らは表の自分をさらすだけでいいのです。
よい芸を見せてくれればそれでいい。
裏の顔とか、実はこうでああでセクハラ・パワハラ・モラハラなんてどうでもいいんです。
そういうのは死んだ後にいえばいいわと思う。
今回は「名誉棄損」での告発になります。
でも本当は、「セクハラされた」とされる女性を訴えるのが筋ではないかと私は思います。
男女平等であれば「女だから」何でも被害者になると思ったら大間違いという意識を持たなくてはいけないのでは。
男女平等の時代だからこそ、たとえ10代でも自分の行動が正しいか、身を守るかどうかをきちんと考えて行動すべきで、何もかも男性のせいにするのは違うと思います。