2週続けて見ました。
久しぶりの平安物ですし(もう戦国時代は見たくない)
とはいえ、平安物というのは、動きがないので描きにくいだろうなと思っていたんですよ。そしたら「まさか」の展開で、へえ~~~そういうのもあるのか。
なんたって、1話目でまひろちゃんのママが殺されちゃうっていう展開。
でも、相手が藤原家の2男だったから、パパは「病死した事にする」でおしまい。
それに腹を立てたまひろちゃんは、不良娘になって、外で「歌の代筆」業なんかをやっている・・・という設定。
道長とは幼馴染で、これから何かと関わってくるんでしょうね。
2回目で「あーあ」と思ったのは、実はまひろの「裳着の式」のシーン。
「裳着の式」というのは、女性の成人式のようなもので、初めて「裳」をつける儀式なんですよね。紐を結ぶ親の役は将来の夫、宜孝の役目。
「裳着」といえば、源氏物語にも出て来るシーンがありますね。
亡き夕顔の娘・玉鬘が裳着を通して実の父、頭の中将に会うという感動のシーンです。
裳をつける事で、女性は結婚出来る年齢に達したということ。
源氏はこの後、面白がって玉鬘に男性を引き寄せて見たり、自分が口説いたりするわけですけど。
せっかくの華やかなシーンの筈が、ボロの屋敷で主人公のまひろは、ずずっと歩き「何で裳ってこんなに重いの」と文句たらたら。
その歩き方が即位の礼の雅子さんそっくりで笑ってしまうやら、これから大丈夫か?と思って見たり。
吉高由里子は「歴史探偵」でめちゃくちゃ筆で書く練習をして、ドラマで書いているシーンはほとんど本人らしい。でも、その前に装束を付けての歩き方などをもっと身に着けるべきではないでしょうかね。
もう一人、道長の姉で円融天皇の正室になった詮子さん。
道長と年が離れすぎとも言われていますが、個人的には違和感なし。
その彼女が円融天皇に思い切り嫌われているのがちょい可哀想。
それと、花山天皇役の本郷奏多はぴったりですね。
そっか~~~色々問題ある花山天皇なのかと。
直衣を着る男性陣の立ち居振る舞いも大事ですけど、やっぱり袿を着る女性達の振舞はもっと気を遣って欲しい。
せっかく「大奥」ですごい神的なキャストだったのに。
私だったら花總まりを絶対にキャスティングするなあ。何と言っても「姫」「皇女」と言えば花總まり様以外にいないものね。
あまりの現代人で話し方にくせがある吉高由里子をなぜキャスティングした?と、私は不思議でしょうがない。
これが視聴率低下の原因ではないんですか?
でも紫式部を主役に据える事が出来るなら清少納言だって主役に出来る。
本音を言えば私は一条天皇と定子様のラブラブで波乱万丈のドラマがみたいわ。