華流初心者が越えなければならない壁・・・(こればっかり)「中国ドラマの新作がなかなか入って来ない」現実にぶち当たります。
韓国ドラマの場合は、半年もかからないうちに入って来たりしますが、中国ドラマの場合は1年は待たないといけないし、絶対に配信されるとは限らない。
私の好きなウイリアム・フォンのドラマ「幻城」はネットフリックスでしか見ることが出来なくて、そうなって2年は経過しているかなあ。
(ゆえに見てません)
何でもレンタル店に入るとは限らず、タイムラグがあったり、あくまでネットでしか見ることが出来なかったり・・・ストレスたまりますよね。
今回は「政略結婚」「最初は嫌いだけど最後はラブラブ」というテーマの作品を紹介。
花と将軍
(2017)
何とスタッフが日本人!!
衣装・・・ワダエミ
音楽・・・岩代太郎
美術指導・・・小澤秀高
原題「将軍在上我在下」つまり「将軍の立場が上で私は下です」という意味。
この場合は男女逆転の立場を意味ます。
登場人物・・・葉昭(ようしょう)・・・マー:・スーチュン
趙玉瑾(ちょうぎょくきん)・・・ション・イールン
胡青(こせい)・・・ティン・チュアン
柳惜音(りゅうせきいん)・・・ワン・チューラン
時代は宋。
宋と西夏は壮絶な戦を何年も続けて来ましたが、葉昭将軍によってついに勝利を収めました。
皇帝は喜び将軍を呼び寄せるのですが、将軍はそこで「実は私は女でした」と告白。
宮中は大騒ぎになります。
皇帝を欺くことは死罪に値する。でも功績がある。
悩んだ皇帝は葉昭に地位と名誉を与え、自分の甥である趙玉瑾に嫁がせます。
思わぬ展開ながら「将軍の仕事をしながらも夫に尽くしよき妻、よき母になれ」と言われて本人的にはノリノリになってしまいます。
しかし、驚いたのは趙玉瑾の方。
彼は小さい頃から体が弱く、遊び人で甘やかされて育ちました。特に母には溺愛されました。
女性らしい美しい娘ならともかく、男装して化粧っけなしの男女みたいな葉昭に納得するわけありません。
葉昭はそれでも命令ですので、彼に嫁いでくるのですが、今まで女性らしいことをした事がなかったので戸惑い、回りの意見を聞きながら必死に「夫」に愛されようとします。
二人が相思相愛になるまでのキュンキュンエピは勿論、爆笑につぐ爆笑。
でも、話はこれだけでは終わりませんでした。
何と葉昭の従妹、柳惜音は小さい頃から葉昭を男だと思い込んで恋をし、女だとわかってからもやっぱり恋心を抑えられずトラブルを起こします。
この柳惜音は後に西夏の皇太子の婚約者となるのですが、波乱万丈の人生に加え、それでも一途に葉昭を愛する姿には心打たれます。
ストーリーは後半になるとぐっとシリアスで陰謀が渦巻くようになります。
それは皇帝の弟が謀反を起こそうとし、それを阻止する為に葉昭達は闘い、そしてまた西夏との戦いにも向かっていきます。
この作品は衣装が本当に美しく素晴らしい。趙玉瑾は自ら側室の衣装を作る程おしゃれに敏感。妻のセンスのなさを嘆き、どんどん垢抜けさせていくんですよね。
BL要素あり、GL要素あり、男女逆転ながら「愛するとは何か」を直球勝負で挑んでくるドラマ。わりと具体的なシーンもあるのでお子様には見せない方が?
武術に長けサパサパとカッコいい将軍が次第に女性として色気を増していく。
ひ弱でわがままなお坊ちゃまが、知識豊富な部分で妻を助けいつしか一人前の男になっていく。王道です。
でもラストは「めでたし」で終わるのでぜひ見て欲しいです。
明月記
(2019)
李明月・アイマラ・・・リン・メイシー
李謙・・・ファン・イールン
ユンスー・・・ニー・ハンジン
李詢・・・ジャン・ボーハン
喬慧心・・・ジョウ・ズーシン
景和20年。国交を回復した汐月と北宣は両国の間で婚姻を取り交わすことになった。
汐月の姫、アイマラは北宣に嫁ぎ「明月」という名前になった。
お相手は皇帝の次男である李謙。
しかし、李謙は元々女嫌いで人間不信。突如自分の妻になった明月を避ける。
明月の方も北宣のしきたりを無視してやりたい放題。
でも、実は明月は催眠術をかけるテクニックを持っていた。
その技により、失った過去を少しずつ思い出す李謙は少しずつ明月を愛するようになる。
そこに突如、汐月から明月の兄とユンスーがやってくつ。
ユンスーは明月を「アイマラ」と呼び、かつて自分達は婚約していたと暴露。
何も覚えていない明月は、兄の催眠術によって記憶を失っていることを知る。
その記憶を掘り起こし、その結果誰を選んだか・・・
そしてもう一人、李謙に執着する女、喬慧心。
彼女は皇太子の李詢に愛されているにも関わらず、どうしても李謙を諦めきれない。
しかも、その彼に父を殺され恨みも加わり、もはや人間とは思えない悪女になっていく。
何というか、ちょっとお子様向けのドラマではあります。
後半、だれる部分もありますし。
でもまあ、見てて気楽になれるしキュンキュンするし。
面白いですよ。
後はDTVに入会してタブレットでも見ています。「霜花の姫」もこれでやっと最終回まで見ました。
もっと新しいドラマが見たいです。
現代ドラマで「お嬢様飄々件~プリンセスと御曹司」というドラマが面白そうです。「十