同窓会ーラブ・アゲイン症候群
朋美(黒木瞳)・・・夫の失業で大きな家から小さな家に引越し。
働かない夫の為にパート務め。
陽子(斎藤由貴)・・・お金持ちの奥様。夫の愛人の子を育てている。
浩介(高橋克典)・・・刑事。
真一(三上博史)・・・出版社勤務。プレイボーイで離婚協議中。
脳腫瘍で余命いくばくか?
4人は45歳設定で、同窓会で再会するのね。
朋美はつい洋服を万引きしてそれを着て同窓会に行ってしまい、
浩介は犯人逮捕のついでに同窓会に来た感じ。
陽子は自分が「勝ち組」だと誇らしげに言いたい感じ。
で、真一はネタ探し。
これって21世紀版「金妻」なのかなあ。私とほぼ同い年設定の
人達がこういう物語を作る・・・そういう歳になったんだなあと、ちょっと
何気に悲しくなったりして。
だって「金妻」の時は、世代が違うし、全く別物っていう目で見てたし
配偶者がいるのに不倫とか考えられなかったし?
でも今は・・・「同窓会で何か新しい出会いがあるかも」って思う気持ちは
痛いほどわかります
「忘れていたロマンチックをもう一度」という思いも本当に・・・涙が
出る程よくわかります。
でも、普通は女性はいいように老けて、生活感を醸し出しているし
男性は太ってはげて・・・なんていう再会で、とてもロマンチックどころの
騒ぎではないのよね
むしろ「あの頃あんなにかっこよかった○○君が何で?」ってのが
現実でしょう。
朋美は家庭で一人で頑張っているのに夫も子供も少しも理解せず
文句ばかり・・・そんな中、デパートで試着した服が気に入ってしまい
でも現金がなく、ゆえにこっそり盗んで着て、同窓会に行ってしまった
ありえないよねーー と、思いつつ、気持ちはわかるかなあ。
まして再会した憧れの浩介君は昔と変わらずカッコイイ・・・駅で別れて
も、つい振り返りたくなるよねーー
でも家に帰れば現実が待っているわけでね。
陽子は満たされない思いをお金で解決しようとする女・・らしい。
そんな彼女が大嫌いな真一とキスしてしまうのは、多分、お互いが
似たもの同士だとわかっているからでしょう
この先、進展しないだろうし、進展しても別れる時はきっぱりさっぱり?
でも・・・国交省勤務の福島君と平凡な主婦の真理子さんが
同窓会のあと、駆け落ちしてしまい・・・
「どうか探さないで下さい」だって。
「ロマンチックをもう一度」を地で行くような話しに思わず笑ってしまい
ましたが。
話はなかなか面白いのですが、黒木瞳と斎藤由貴が同い年設定
ってありえないでしょう どうみても黒木瞳の方が上だよーー
米沢さん・・(相棒のね)も同い年設定?いやーー高橋克典・三上博史・
尾美としのりが同い年ってのも・・・やっぱり無理がありそう。
この「年齢のちぐはぐさ」を乗り越えないと見続けられないかも。
同窓会かあ・・・やってくれないかなあ。そしたらいくんだけどなあ。
何でやってくれないの?私、行方不明設定になってる?
もはや、同窓会くらいでしか異性との出会いがない・・・って寂しすぎる
かも。