畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

北信を行き当たりばったりの旅で(その8北斎の天井絵)

2024-11-18 11:24:31 | お出かけ
 豪商の田中家を見物しそびれて、追加したのがここ「岩松院」です。
江戸時代に一世を風靡した。葛飾北斎の天井絵で知られていますね。駐車場は一杯です。


 でも、観光バスのお客さんは天井絵の本堂内らしくて静かな佇まい。
その前に境内にある、戦国武将「福島正則」を祭った廟を見物しましょうか。

 福島正則についての詳しい解説をご覧ください。

 高齢者が参拝するには危ないような、急傾斜の石段の上にあります。
両側に手すりが設けられていますが、掴まらなくてもこれがあったら安心です。

 本堂も下駄棚を見ると空いてきた模様です。入ることにしましょうか。
岩松院は山号が「梅洞山」なんですね。スベルベは若い時に旅行の添乗員として御客を案内していました。

 もちろん、本堂内の写真撮影は禁止で、お店出来ないのは残念。
天井一杯に顔料を用いて描いた「八方にらみの鳳凰」は迫力満点です。
 百数十年の時を経ても、まったく修復を施さないのに当時のままというのは奇跡ですね。
ベンチ風の長いすもありましたが、夫婦で畳に座り鳳凰の迫力を感じて感動のひと時でした。
              (続く)
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北信を行き当たりばったりの旅(その7菊祭り)

2024-11-18 04:57:55 | お出かけ
 観光パンフレットを見て、須坂市に回りおりしも開催中の菊祭りに。
会場があるという臥龍公園に着いたけれども、広い公園で会場探しに苦労しました。

 でも、どうしても見たいというスベルベママはさっさと先を行き会場を発見。
大きな看板が掲げられた入り口の門とは、反対側からの入場でしたが先ずは巨大な飾り付けに驚く。

 夫婦とも、新潟県では有名な弥彦の菊祭りにも行ったことはなかった。
本格的、大規模な菊祭り見物など初めての経験。こんな飾り付けの裏も知りました。

 枯れ木に菊が最多ようにさえ見える仕立て方の小菊です。
スベルベママは祖父が、菊作りに凝っていたので、かなりの知識がありましたが。

 不思議と言えば不思議です。1本の菊からこれだけの数の花を咲かせるのですから。

 こちらはダイヤ型に仕上げられていますが、2色だから2本なのでしょうね。
因みに入場料は無料です。大規模な菊祭りに出会えたことも偶然と奇跡でした。
             (続く)
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北信を行き当たりばったりの旅で(その6千壽閣にて)

2024-11-17 05:41:41 | お出かけ
 15時チェックイン受付という説明を見ていたけれど、その時刻より遅く入館。
渋温泉郷の中の上林温泉ってなんだろうと思っていたけれど、この説明でようやく理解。

 なんと、天皇ご一家が何度の利用されているという格式のある宿でした。
そういえば、サービスや食べ物、客室までなんだか洗練された感じも溢れる。

 案内された客室からは紅葉真っ盛りの庭が一望できます。
お茶を飲み、少し休んで温泉に入る。大浴場の説明では毎分700ℓの源泉かけ流しだという。

 食事は和の懐石料理です。
事前に準備することなく、次々と熱くもなく冷たくもない適温の料理が並ぶ。

 食前酒で乾杯の後は、地ビールで渇きをいやす。
次いで、グラスワイン、地酒と進めたら酔いがだいぶ回ってしまった。

 串刺しのムカゴという説明があり、山芋かと思ったら長芋のムカゴ。
同じムカゴでも、ずいぶん味は違うのですが、さすがに一流とはいえそこまではね。

 松茸の土瓶蒸しが出るころには、だいぶ酔いが回ってしまいました。
スベルベは死んだように寝てしまい、鼾でスベルベママは眠れなかったとか。
             (続く)
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北信を行き当たりばったりの旅で(その5ナウマン象)

2024-11-16 05:52:24 | お出かけ
 一茶記念館の次は、またパンフレットを見て決めてカーナビを設定。
結構山間の細い道だったけれども、徐々に開け着いたのは「ナウマン象博物館」です。

 可愛いイラストの看板が出迎えてくれました。
オートバイのツーリングで、野尻湖畔を走ったことはあるが、ここは初めての見物。

 可愛い塑像のナウマンゾウのミニチュアです。
3万年以上前にいたらしい。これは5分1の模型で、実際は全長が6mもあったらしい。

 館内に入ると、実物大の迫力ある模型があります。
このほかにもこの地方で、同時期に生息していたという大きなヘラジカの模型もあります。

 ナウマン象の化石が発掘された、野尻湖全体のジオラマです。
今回、この博物館を訪れて初めて知ったのは、古代人がナウマン象を狩りの対象にしていたこと。
 余談ですが、野尻湖畔を一周するコースは15㎞だといいます。
我が家には「野尻湖畔一周マラソン女子の部優勝」なんて表彰状が残っている。
なんと、その昔ノルディックスキーをやっていたスベルベママは夏季トレーニングの一環として出場して1位になったらしい。
            (続く)
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北信を行き当たりばったりの旅で(その4古民具)

2024-11-15 06:12:57 | お出かけ
 一茶記念館には、渡り廊下でつながれた民具館もありました。
見覚えのあるような、懐かしさを感じさせるような民具が所狭しと並びます。

 養蚕に使った道具類です。特にスベルベママには懐かしかったらしい。
我が家も当然のこととして、養蚕はしていたらしい。スベルベの記憶には全く無いのは、既にやめていたからでしょう。

 暖房器具類や、厨房・台所の品々です。
行火(あんか)や火鉢類も似たようなものが数多く置かれていました。

 懐かしい、積雪期の藁製品の履物や、スゲ細工の蓑も懐かしい。
雪を踏みつけて道を作ったかんじきもあります。魚沼地方とは形が異なります。

 右の木製スコップとも呼んでよい「こしき」(こすきとも)も懐かしい。
北信、基本的には雪深く、スベルベが暮らす魚沼と似たような暮らしだったのですね。

 やや近代的な趣ながら囲炉裏も再現されている。
石臼が手前にあり、回すための棒まで上に添えられていました。
 幼いころに、石臼を回す手伝いというか、紐をつけて引っ張った記憶も。
魚沼にも、合併前の町村ごとに民具は残されていたようだが、これほど大量、体系的ではないですね。
               (続く)
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