明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い申し上げます。
先日、青空に誘われて展望台に行った際の続きです。先へと足を延ばしてみました。
山の上の集落に着きました。目についたのはこの屋根の雪の多さです。
この様子では、家は無人なのでしょう。中越地震以降、離村された方も多いと聞きます。
我が家から見える、明るく光るナトリウムランプはトンネルの入り口。
トンネルを抜けると、眼下に今は冬期間は誰も暮らしていない数軒の民家です。
ただただ白一色が広がる静寂の世界です。
向こうに広がる風景は、かつては山古志村と呼ばれた静かな村の暮らしでした。
雪の上には、野ウサギの足跡が点々と続いています。
人も動物も雪の下で、懸命に生きているのです。誰も生まれる場所は選べない。
かつては、別名二十村とも呼ばれた山古志はいくつもの集落がこうして雪の中で暮らしていた。
昨年末は所用で、2回東京を訪れました。大都会の喧騒と、山の上の静寂な世界とを、つい比べてしまいます。