
愛車「ロシナンテ」こと、ホンダスティード600が水害から立ち直り復活しました。
平成3年度製造の御歳20歳。もうクラシックカーの仲間入りですね。
7月30日の水害の時に高床式住宅の我が家の地下の車庫で完没。
エンジンをかけるどころか触ることも出来ないような状態で、オートバイ屋さんのキャリアカーで運び出された。
しばらくして、走られるようにはなったと連絡が入り、妻と軽トラに乗って受け取りに行ったのでした。

製造から三年目の平成6年に中古で購入してから17年もの付き合いになっています。
富士スバルラインで富士山の六合目まで二回駆け登っています。
十和田、八幡平と東北遠征。能登半島一周と多くの旅を共にしています。
一時はオーバーナナハンの大型への乗り換えも頭の隅で考えたけれど、タイミングを逸しましたね。

昨年車検を取り、乗られるだけ乗ってやろう。一生を共にしようと考え、覚悟が決まったのでした。
受け取りに行って、エンジンをかけると、一発始動。力強いエンジン音を響かせます。
ヘルメットも水没し、乾燥はしたけれどなんだかゴワゴワとした感触。
皮手袋は片方が水に流されて行方不明になり、残りの片方も捨ててしまった。
ツーリングに出るのだったら必需品の手袋も買わなくてはならないなー。

でも、以上の写真のように一見無傷の「ロシナンテ」もタンクには中越地震の傷跡が残り、
ほら、スピードメーターも泥水が浸入して乾いたので、下半分は泥に汚れたまま。
ま、取り替えるまでも無いでしょう。地震、水害に耐えた傷跡は「ロシナンテ」の勲章でしょうか。
なぜ、こんな古いオートバイを「ロシナンテ」などと呼ぶのでしょうか。
乗り手の私、スベルべがドンキホーテのように夢を追い続ける、馬鹿な男だからですよ。
一生苦楽を共にしようと決めた、夢の白馬「ロシナンテ」とスベルべの旅はまだまだ続きそうです。