畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

夢の後先

2012-06-18 04:53:00 | 

 農天市場の畑の奥まったところに大量の土を搬入してもらった。
初めは大型ダンプカーで数台と依頼していたが、搬出路の関係で大型の半分の積載量のダンプで、
総台数は30台分にもなった。


 土は昨年の水害により、水田に流入した砂交じりの畑用としては上々のもの。
今は石の混ざらないこんな土は滅多なことでは入手できない。


 いわば、昨年の水害の唯一のお土産、遺産なのかも知れない。
この70㎥にも及ぶ土は、今後バケット付きのトラクターでも借用して均す事にしよう。


 搬入したところから反対方向、国道側を見たところ。
白状すると、今回の空き地にはレストランを作ろうと本気で考えていた。

 そんなことも夢見て早期退職したのだったが、水道の問題も有り、
最後は資金関係なども有り臆病風に吹かれて、九割方進めていた計画を放棄したのだった。
昨今の世間の景気の動向をみると、夢の放棄は正解だったかも知れないのだが・・・・。


 さて、馬鹿なドンキホーテのような男はまた別の夢を描く。 
昨年の水害で被害を受け、養鯉を止めてしまった池を借りようと思った。


 幾つか有る養理池の中のもっとも水源、山裾に近い一つを借りることになった。
ここは水害に遭う前から使っていなかったとのことで、蒲や葦が繁り放題。


 私の話を聞いた同級生が「ヨシッ」とばかりに開墾に着手してくれた。


 雑草のの繁茂した奥の池に比べたら下の池は草も無く綺麗なまま。
「どこを使っていも良いよ」とは言って頂いたけれどもちょっとここは広すぎる。


 手前の池の水辺の右に小さな連結ポットが見えるが、これが夢の種。
クレソンの苗です。

 借用した池で養鯉業を始めるのではなくて、クレソンの栽培をするのです。
何年も考えていたことだったけれども、これも水害の影響で実現することに。
上手く需要が伸びたら、下の大きな池も借用して栽培面積を広げよう。
と、年齢も考えずに馬鹿な夢を描く、何時までも精神的に成長しない男の仕事です。
コメント (2)
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