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待望のクレソン畑がほぼ完成。
冷たい沢の水を肥料袋に詰めた土で堰き止め塩ビ管で水を引く。
沢の奥には「山ボウシ」の白い花も見える。
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子供の頃、そう五十数年も前の事になるのかなー、姉とこの沢の奥に行ったことが有った。
冷蔵庫なんて無い時代で、冷たい清水を夏の楽しみにヤカンを持って汲みに行ったのだった。
たしかその清水の沢を「しっけ沢」とか、「しっぺ沢」と呼んだったけ。
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冷たい水がパイプから、ちょろちょろと音を立てて流れ込む。
ほぼ荒地の開墾状態で、繁った蒲を刈り取り根を抜き取って出来た畑を水が満たす。
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まだ、多少の植物の根が残り、水害で流れ込んだ枯れ木も残っている。
でも、それらはきっと水を張ったら腐って無くなる事だろう。
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泥だらけになりながら、十日近くも開墾を続けてくれた友が、水を張った畑でレーキを使って最後の仕上げ。
手前には私が植えた、クレソンの苗も見えます。
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分かりにくいかも知れないけれど、池のもっとも奥には排水用の塩ビ管も見える。
畑、池の水面をもう少し上げたくて、設備屋さんから塩ビ管を貰って来た。
暇を見つけて、塩ビ管を加工し、排水口に取り付けて水位を上げよう。
上手く行ったら、秋口には畑一面がクレソンに覆われるだろう。
何年も夢に描いていた、待望のクレソン畑が完成した日でした。