
山の緑が気になって来た。スベルべ言うところの「ゼンマイ色」です。
満を持して出掛けたが、まだ山の上は雪が消えのこっています。

おや?これはカモシカの足跡ですよ。
杉林から杉林へと移動している。どうやら、厳しい冬も無事に生き伸びたようです。

さて、深呼吸をして、急斜面に入ります。
もう、斜面を下りはじめとたんにゼンマイ。何年も続けて採っている斜面です。

全く雪の留まることの無い急斜面で。
その斜面には周囲よりもいち早く春が来て、ゼンマイはもうこんなに伸びていました。

木々は芽ぶき、小鳥たちの歌う歌も春を告げている。
何種類もの小鳥たちの鳴き声に、ウグイスの歌も聞こえました。

岩肌が剥き出しになった急斜面にもゼンマイは見えます。
でも、これは見るだけで、ザイルでも無かったら採ることは不可能。

採り続けて間も無く、背中のゼンマイが重みを増します。
うん、初山にしては上々の滑り出しですよ。
(続く)