畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載160「ロケ隊の賄い食」(その1)

2018-07-05 13:41:44 | 食べ物

          ロケ隊の賄い食(その1)

 

 有る年の暮れ、知り合いの蕎麦作り集団「イチカラ畑」のリーダーから思いもしない相談を受けた。

なんと、映画のロケが根小屋の大平山を中心として有り、そのロケ隊の賄い食を依頼されたが、

仲間にならないかと言うのがその相談。


 映画の題名は後日知る事となったが役所広司、中谷美紀が共演する「渇き」と言う映画だった。

ロケ隊の人数は70人とも80人とも言う。

その大勢のスタッフの食事を「イチカラ畑」と私たち夫婦で引き受けようと言う事であり、

映画のロケと言う事に対する好奇心も有り、熟慮する事も無く引き受けてしまった。


 「イチカラ畑」は、新車のキッチンカーも持っている。

そのキッチンカーで蕎麦を茹でる程度の事は出来るが、狭い車内で沢山の食事を作ることなど不可能。

 考えて、一日目は餅を搗いて蕎麦と一緒に供することにした。

年末でも、夫婦二人の家で餅搗きは中止しようかと言っていたのに、急遽古い臼を引っ張り出し、

餅を搗く事になってしまった。


 キナ粉と大量の大根おろしを作り、搗き立ての餅をちぎっては投げ入れる。

こうして、一日目の賄い食「蕎麦と餅」のセットは出来上がった。

                 (続く)

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山の畑に朝が来る(その1)

2018-07-05 05:05:20 | 

 

 前日に引き続き、山の畑の朝です。

大きな葉のナスは「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」で17本×3畝で51本です。

 

  ズッキーニは何本だったかなー、60本以上は有るのかなー。

以前は下の畑に植えていたけれど、病気になりやすく今年からは全数を山の畑で栽培。

 

  土の力と言うか、山の畑で作ると、株自体の寿命が今までの倍以上にもなり秋まで収穫が続く。

下の畑では、梅雨時期に病気になり枯れてしまい娘に「ズッキーニって夏野菜じゃないの」なんて言われた。

 

  毎朝、籠が重くなり最後は籠を置いて採って歩く始末。

スーパーへの出荷と、小出の八百屋の若者の注文で、何とか始末しています。

 

  山の畑の朝は格別に気分が良い。

左の耕したばかりの畑にはこれからニンジンを蒔かなくてはなりません。

 

 トマトは136本植えてあります。

大玉3種類に、期待の中玉が赤、黄色の2種類。ミニは「プチぷよ」と「ピンキー」がそれぞれ2種類。

 あらためて数えて見ると9種類も作っていましたねー。

これだけの苗を苗屋で買ったのでは大変な金額。すべて我が家の小さな温室で育成したものですよ。

 これも収穫が本格的になったら、少し大変な仕事になってしまいそう。

トマトも先ほどのズッキーニと同じで、下の畑では青枯れ病で悩まされたけれど、山の畑では全く病気の気配もありません。

          (続く)

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