畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

連載162「林檎と思い出と②」(その1)

2018-07-21 12:41:01 | 暮らし

 幼かった娘たちが、枝ごと採ってもらった林檎を持っている。

その頃の愛車はカローラバン。遊びも仕事もこれ一台でこなしていた時代でした。

 

      林檎と思い出と②(その1)


 あの地域でも、河川敷とか山の上とか林檎を作る畑は色々な場所に有り、

その家の畑は美味しく出来ると言う山の上の畑であり、

事実何処の林檎と比べても遜色のない美味しい美味しいものだった。


 長いお付き合いの間に畑は、我が家の母が亡くなり、その家のお爺さんが亡くなりして、

お互いに家族の構成も変わっていく事となる。


 ある年の事、林檎のシーズンを前にして一通の手紙が届いた。

奥さんが病気になり、対応できませんので御遠慮下さいと言う悲しいお便りだった。


 そして、一年近く後に奥様が亡くなられたと言う悲しい手紙が届いた。

私たちは夫婦ですぐに駆け付けた。

葬儀を終え、静かになったご自宅の仏壇に奥さんが使ったのであろうと思われる携帯電話が置いて有った。

           (続く)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミツバチ受難の季節(その2終わり)

2018-07-21 04:19:14 | 暮らし

 新聞社の都合もあり、投稿の掲載日時の指定など出来るはずも無い。

しかし、何と言う事だ。無人ヘリによる農薬散布の初日に掲載となったのでした。

 

 ほら、掲載日時とぴったりの7月20日が第一回の実施日なのでしたよ。

でも、問題なのは8月5日のカメムシ対策の「スタークル」と言う『ネオニコチノイド系農薬』なのです。


          ミツバチ受難の季節(その2終わり)

 ネオニコチノイド系農薬はミツバチの帰巣本能さえ狂わせてしまう、神経毒の一種なのです。

EU、欧米諸国ではかなり前に使用制限がされていると言うのに、

日本では食品における残留濃度さえ緩和されています。


 日本と欧米では農業の形態も異なり、問題は無いと国や農家に思われているのでしょうか。

長い目で見て自然を守ることが人間を守ることです。

ネオニコチノイド系農薬の使用を考え直してもらいたいものです。

                (終わり)


 ネオニコチノイド系農薬は神経毒と言うその特性から、昆虫のみならず人にも影響があるとも。

子どもの多動性の発症との因果関係さえ、言われているのです。

 ま、今の政界、政府の言動を見るに、ネオニコチノイドに被ばくしているのじゃないか何て思わされる。

政府、政界ではなくて関係省庁の主導なのかもしれないが、薬事行政、農薬行政は先進国とは言えない。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする