週一回、土曜日の地方紙に掲載される「おじさん図鑑」と言うエッセイが面白い。
世の中を斜に見るというか、時事に合わせた軽妙な時代の分析の文章のタッチが程よい。
一年以上も感心して読み、この欄のファンになっていたが著者が分からない。
ネットで調べたら、「エッセイスト」「登山家」などの肩書。そして、生まれ年はスベルべよりも一年遅い。
つまり、団塊の世代であり、うん、もうおじさんと言うよりもオジーさんに近いのかな(失礼)。
スベルべが同意出来て、感心するような時代分析の文章は同時代を生きて来たからこそだったのですね。
そこで、早速ネットでこの単行本「おじさん図鑑」を注文したのでした。
今の時代ですから、注文から中一日で到着。早速ひも解いてみましたよ。
「男の本音」と言っても良いのかな。
帯の「人間の『幸福』とは、元来ごくささやかなものではなかったか!」に賛成!
ま、この辺りの説明は納得できるような、出来ないような・・・・。
でも、本を読み進めると何だか新聞のエッセイとはニュアンスが微妙に異なる。
そこで、発行年月を調べて納得。今から12年前に発行されていたのでした。
12年間の時代の流れ、変化はめまぐるしい物が有りましたからね。
その時代に読んだらしっくりしていたかも知れないと納得。文も「世につれ」ってやつになるのかなー。