「トーチャン、カメラ持って来てー!」の声にカメラを持ってキッチンへ。
何事かと思ったら、サツマイモの葉柄「芋の手」がフライパンの上できれいでした。
きれいな緑色は、キッチンの明るさが足りず不鮮明でしたね。
炒める前に、二人でテーブルの上で皮をむいた芋の手でした。剥いた皮の山です。
普通、我が家は蔓の先端に近い部分だけを食べています。
でも、蔓の成長も止まってきたら、細いので根元に近い太い部分の皮を剥いて食べることに。
これは、味美菜と食用菊のおひたしです。
味美菜は、新しい野菜でなんと青梗菜と小松菜の交配種だといいます。
間引きした大根の葉の部分、通称「大根菜」の煮物です。
味噌味で仕立てていますが、この大根の間引き菜も美味しい。秋を感じる味です。
まだ、やや細過ぎの感もある、間引き大根の「たまり漬け」です。
皮を引き、この太さだと半割やそのままで長さを切りそろえ、醤油と味醂を合わせた漬け汁に。
いくら高齢者の食事とはいえ、野菜だけでは体にも悪いでしょう。
「何を食べたい?」なんて言いながら提案された「サバの味噌漬け」の焼き魚。
シェフの知恵、ならぬ主婦の知恵でサバが安かったら一匹でもいろいろな食べ物に。
竜田揚げにしたり、もちろん定番の味噌煮にしたり、それでも余ったらこうして味噌漬けにしています。
出ました!芋の手の炒め物。丁寧に皮を剥かれるのですね。私は皮はそのまま(皮を剥くと無くなってしまうし佃煮にするのには皮があった方が煮崩れなくていいかも)しっかりと煮て佃煮にしますが一回は必ず食べたい季節の味です。大根の間引き菜なども貴重な緑の野菜ですからおしたしに。今年はモロヘイヤや空心菜やキュウリや白いゴーヤなどサラダは何でも胡麻ドレッシングで頂きました。冷やしうどんにも茹で野菜をたくさん乗せて上から胡麻ドレッシングで。夏の野菜には合いますね。そろそろ寒くなってきたのでマヨネーズも、です。人参の間引きをしたのは茹でて食べれば葉は芹みたいでおいしいです。何でも無駄にしないように食べて上げるのが野菜に対する思いやりですね。
大根の皮はニンニクの醤油漬けの醤油を廻しかけて少し置くと
水気が出て薄まるのでそれを捨て、今度は香りづけ程度に
少し掛けて食べると酒の箸休めにピッタリの肴になります。
パリパリした歯応えとホロ苦い土臭さがたまらなく旨いですよ。
欲張って?皮を厚めに剥くとパリパリ感が損なわれてダメ、
薄めに剥くのがコツです、ぜひお試しを。
やはり、気温が下がり、生育が悪くなると先端部分も細く短くなりますから。
そこで、皆さんが普通にされているという、根元に近い部分の太い部分に挑戦という事でした。
皮むきの手伝いを頼まれたくらいですから、簡単な仕事ではないですね。
でも、美味しいものを食べるには、それくらいの努力は惜しんではだめですよね。
夏野菜が終わり、やや端境期的な日もありましたが、ここにきて秋野菜も順調に生育。
自給自足的な暮らしは、いつまで続くのでしょうか。30アールの山の畑も間もなく役目を終えるでしょう。
引いた大根の皮を食べるって初めて聞きました。今までただ捨てていたから無駄にしていたのかなー。
ニンニク醤油は作っているから、今度試してみましょうかね。
私が自分で作ったら、スベルベママ(家内)もビックリでしょう。