夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

松岡圭祐著「生きている理由」(講談社文庫)

2017-11-19 23:48:35 | 本と雑誌
生きている理由 (講談社文庫)
松岡 圭祐
講談社



帯の{史実の「はいからさんが通る」は、多感で危険、恋少なからず謎多し。}は小説の内容にそぐわないし 小説も少女漫画「はいからさんが通る」(大和和紀作)もちょっとバカにしてると思い嫌でしたが
どちらにも失礼なコピーに感じました


日本軍のスパイとして処刑された川島芳子 彼女は男装でも行動したゆえに「男装の麗人」とも呼ばれました
映画「ラストエンペラー」にも登場 

私が子供の頃 集まった親戚の大人たちの誰かが川島芳子をさして こう言ったことがあります
「あれはふたなりだった」と
理由は分からぬ男装からか 昔そうした噂があったのかもしれません

日本人の血は流れているものの清の王女 愛新覚羅顕孖(あいしんかくら けんし)として此の世に生をうけ いかなる経緯か 日本人に預けられ

日本で育つ
日本人の養女扱いではあったものの籍には入っておらず ゆえに裏切り者として処刑された
その数奇な運命


小説では彼女が日本人に預けられ やがて成長し多感な思春期 その血筋ゆえに命を狙われ さだまった結婚相手について知る
15~6歳の乙女には波乱に満ち過ぎたその人生の前半までが描かれています
幾度も自分の危機を救ってくれた相手への想いは諦めるしかなかった別離まで・・・



おかずから

2017-11-19 12:59:21 | 子供のこと身辺雑記


ハンディブレンダー ブラウンのマルチクィックを使って簡単に野菜のポタージュなど
縦半分に切った人参を厚さ1cm~5mm程度に切る 
適当に切った玉ねぎをバターで炒めて人参と適当に切ったトマトを加えて水とブイヨンキューブとローリエの葉1枚を入れて野菜が柔らかくなるまで煮ます
ローリエの葉を取り出し牛乳を加えてから ハンディブレンダーを鍋に直接入れて野菜を潰します

塩胡椒で味をととのえて出来上がり

野菜のポタージュは鍋の中身をミキサーにかけても作れるのですが ハンディブレンダーを使うと鍋の中身をミキサーに移す
またミキサーから鍋に戻すのひと手間が省かれるぶん簡単に作れます
よそ行きの仕上がりにしようと思ったら ミキサーにかけた方が滑らかに仕上げられるようにも感じますが
ひと手間省ける「手軽さ」は有難いです




日清焼きそばでの焼きそば
具は炒めたキャベツと牛肉です



炒めモノや温野菜のサラダなど作る時には電子レンジ加熱で調理時間を縮めるーなんて横着をよくします

径22cmのパイレックスのボウルを二つ持っていて これに耐熱のシリコンの蓋を合わせて使っています





半端に残った野菜など 例えばーじゃがいも・人参・もやしを入れて電子レンジで8~12分(ここは好みと量で時間は変わります)加熱



フライパンでささっと炒めて塩胡椒で味付けなど

味付けは時にケチャップや醤油でも
残ればオムレツや溶いた薄力粉の中に入れてインチキお好み焼に仕立てても

別にパイレックスのボウルが無くても 昔の家なら電子レンジ用の耐熱ガラスの鍋があるかと思います
これは野菜などの加熱にも便利です
ルクレーゼなどのシリコン素材の容器でも野菜は加熱できます
使う量で使い分けても





あまり辛くない麻婆豆腐です
みじん切りしたネギとすりおろしたニンニク・生姜を炒めて酒・赤味噌・砂糖・中華だしを加えて切った豆腐を入れて煮て水溶き片栗粉でとろみをつける
仕上げに香り山椒など振る


浜口倫太郎「22年目の告白ー私が殺人犯ですー」 (講談社文庫)

2017-11-19 01:05:37 | 本と雑誌
22年目の告白-私が殺人犯です- (講談社文庫)
浜口 倫太郎
講談社







よく見れば端正な顔だが傷の為に堅気には見られない刑事・牧村
彼は22年前の事件で先輩刑事に死なれ 自身も犯人から顔に傷を付けられた

当時8歳でそんな事件は覚えていなかった編集者の川北未南子は行きつけの店で非常な美男・曽根崎雅人から原稿を預かる

それは犯人が逮捕されないまま時効を迎えた連続殺人犯の告白らしき内容だった
異様な力を持つ文体
編集長の石黒はその本が放つセンセーションから出版を決める

本を出す宣伝の記者会見で曽根崎は言い放つ「私が殺人犯です」
事件の被害者遺族の心の傷も再び抉るその内容

報道番組の人気キャスター・仙堂の番組にも出演する曽根崎

しかし仙堂のところには自分こそ真犯人と名乗る男から 犯人でないと持ち得ない画像が届いている
牧村の妹が犯人により拘束されている画像・・・・・


母親を殺された青年は曽根崎の命を狙う
未南子と旧知の家族を殺された書店員の娘も

自分も時効になった連続殺人事件を追うと言った仙堂の番組に真犯人が出演するという
そして仙堂は曽根崎と牧村にも出演を依頼した


だがー真犯人と名乗り覆面出演の男は 別の人間に依頼された仕事を引き受けただけだった


絶望する牧村だが仙堂の番組の映像を見直して ある事に気付く

曽根崎も事件の真相を掴んだ




牧村の妹は阪神震災の被害から恋人と共に牧村の暮らす街へ避難

だがー牧村により撃たれた殺人犯は牧村の命を狙い牧村の妹はその犠牲となった
牧村の妹の恋人は事件が時効を迎えたことに絶望し自殺しようと・・・・・

時効を迎えようとどうしようと牧村は先輩刑事を殺し おそらく妹を殺し 妹の恋人から生きる気力を奪った犯人を どんな手段を使っても焙り出したかった

牧村の妹が殺された時の画像に写っていたもの
それで事件は実は時効を迎えていなかったことが判る

犯人は逮捕され 犯人に恨み持つ遺族により殺された

そして一人の作家が誕生する


正義の為にうたれた大博打

ほっとして読了できる一冊です


2012年の韓国映画「殺人の告白」を日本でリメイク
その映画内容を小説化した本です

映画の配役はウィキペディアよりコピーさせていただきました↓

曾根崎雅人〈44〉
演 - 藤原竜也
22年前に起きた東京連続絞殺事件の犯人を名乗り、事件にまつわる告白本を発表する。

牧村航〈45〉
演 - 伊藤英明
連続絞殺事件の担当刑事の一人。犯人をあと一歩のところで取り逃がした過去を持ち、その際に顔に負った傷が現在も残る。

岸美晴〈27〉
演 - 夏帆
二件目の事件の遺族であり目撃者。書店員。

小野寺拓巳〈22〉
演 - 野村周平
牧村里香の婚約者。

牧村里香〈20〉
演 - 石橋杏奈
牧村航の妹。22年前の事件後、行方不明。

春日部信司〈28〉
演 - 竜星涼
牧村航の後輩刑事。

川北未南子〈30〉
演 - 松本まりか
『私が殺人犯です』編集者。

若松義生〈57〉
演 - 矢島健一
所轄組織犯罪対策課 課長。

戸田丈〈26〉
演 - 早乙女太一
橘組の構成員。連続絞殺事件の遺族の一人。

滝幸宏〈享年45〉
演 - 平田満
22年前の牧村航の上司の刑事。連続絞殺事件最後の被害者。

山縣明寛〈60〉
演 - 岩松了
四件目の事件の目撃者。共立中央病院の院長。

橘大祐〈64〉
演 - 岩城滉一
三件目の事件の目撃者。橘組の組長。

仙堂俊雄〈50〉
演 - 仲村トオル
「NEWS EYES」のキャスター。事件の真相を追求する



くつろぐ犬達を眺めて

2017-11-19 00:37:27 | ペット
庭に降りるのに使っている窓の前でくつろぐ犬達





赤い色のトキはランともマリーとも一緒にご飯を食べるので三頭揃って同じ場所に居る時は トキが真ん中になります

白いのがランで2013年7月10日生まれ
トキは2013年8月13日生まれ

マリー(黒いの)が2015年6月5日生まれです

ひと月ほどの違いですがランとトキには力関係では1年ばかしの貫禄の違いがあります
ランにとってはトキもマリーも自分が守るモノとは見ているようですが それだけに絶対的な家長でもあります

ランが家に来た時にはまだ生きていた先代のジャーマン・シェパードのアシュリーは チビ犬時代のランをよく可愛がってくれました
そのアシュリーが死んだ時に 生まれて二年目のランは急いで大人になったような 番犬としての責任感を引き継いだような
そんな印象があります
他の犬のように甘えることが無くなりました


アシュリーが死んだ時のランと同じ二年目のマリーですが まだまだ仔犬感覚が抜けない甘えん坊さん

三姉妹として犬達を見るならば 若くして責任負った長女ラン
わりと調子よく振る舞うこともある次女トキ

お転婆甘えっ子の末っ子マリー

甘えていいんだぞ ランと思う私